喧嘩 ページ22
とある雪ふる日の事
Aは窓から雪を見ていた。
A「はあ、、、。」
そう、いつでもそうだ。
彼らは如何なる時でも私一人で外に出るのを許さない。
今日はみんな用事で出払っている。
、、、外で雪を見たいのに。
人間というものは、夢をみたらそれを何とかして叶えたくなるのだろうか。
Aは、館の玄関の前にいた。
いけないことだ。
しかしAは好奇心を押さえきれず、扉を開けた。
A「わあ、、、!すごい!」
やはり窓越しに見る雪とそのままで見る雪は全然違った。
Aは積もった雪を掬い上げる。
とても冷たかったが、そんなのは何も気にならなかった。
A「あははっ、すっごーい!」
一人雪を固め遊んでいた彼女は、まさに少女だった。
しかし、それはいけない事なのだ。
キラ「Aちゃん、、、?」
ばれてしまった。
Aは咄嗟に立ち上がる。
キラーは小走りでAに近づいて来る。
キラ「なんで外にいるの!ダメっていったよね!?」
肩を捕まれながら言われる。
それにムッとしたAは思わず言い返した。
A「別にいいじゃんか、森に入ってないからさ!」
キラ「よくない!Aちゃんは外がどれだけ危ないか知らないでしょ?!」
A「だからここの開けた所しかいってないでしょ!どこが危ないのさ!人間!?そんなのどこが危ない?!」
キラ「、、、Aちゃん、とりあえず中入って?」
どうしてこう彼はわかってくれないのだろう。
箱入り娘ではないのだ。
A「、、、もういい、キラーなんて嫌い。」
キラ「え。」
A「出てく。どうせ私の事ずっと面倒な奴って思ってたでしょ?」
キラ「え、ちょ、待ってよ。」
A「じゃ。今までありがと。」
そう一方的に告げると、Aは森の中に走って行った。
、、、キラーは、呆然と立ち尽くしていた、、、。
Aは、ただ無我夢中で走っていた。
どこに行くとも考えず、やけくそで泥の水溜まりに入る。
バシャッと、はねかえった泥がAの白い服に黒い染みをつくる。
ああ、クロスに怒られるなぁ、、、。
いや、もう戻れないのだった。
そう思うと、走る気力もなくなった。
、、、ああ、崖だ。
どうやら街の方へ向かっていた筈が、どんどん横へずれていっていたようだ。
落ちないように気をつけながら崖に沿って歩く。
が。
A「あっ。」
雪が滑った。
グラッと体が傾き、Aは崖の外に放り出された。
どんどん元いた場所が遠ざかる。
ああ、また落ちたのか。
何回目か分からない落ちていく感覚を感じながら、Aはその意識を手放した、、、。
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杉原 ユナ - art-aiさん» ああああありがとうううううう(2回目)これからも夢主をよろしくうううう (2020年4月13日 11時) (レス) id: 4df0307a78 (このIDを非表示/違反報告)
art-ai(プロフ) - 杉原 ユナさん» そこです!めちゃくちゃ可愛かったでしゅ〜!!← (2020年4月10日 19時) (レス) id: 2290334d67 (このIDを非表示/違反報告)
杉原 ユナ - art-aiさん» えらたそハピバに便乗したあれかな?たった1コメだけど逆にいいかな?って思ってたからよかったです! 間違ってたらすみません、、、 (2020年4月10日 18時) (レス) id: 4df0307a78 (このIDを非表示/違反報告)
art-ai(プロフ) - 杉原 ユナさん» んと、雑談?の「ええっ!?」って凸るところが可愛かった…((( (2020年4月10日 13時) (レス) id: 2290334d67 (このIDを非表示/違反報告)
杉原 ユナ - art-aiさん» えええええありがとうううう!!! ところでどのへんが!どのへんが良かったかな!?(がめつい) (2020年4月10日 12時) (レス) id: 4df0307a78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杉原 ユナ | 作成日時:2020年3月24日 20時