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「ﾁｯｽﾁｯｽ!」
「ごきげんよう、ゾム」
今日の昼休みは対策済み。中庭に集合するように、予め決めておいたのだ。
昨日、昼食後に教室に戻った時と言ったら、
「あの生徒会のお方とはどのようなご関係なんです?!」
「詳しくお聞かせください!」
とたくさんの恋バナ好きのお嬢様達に囲まれてしまい、否定しても信じてくれない始末だった。思い出すだけでため息が出る。
「ん、今日は俺がAの昼飯買ってきたで」
ほい、と渡されたのはバームクーヘンとシュークリームだった。
お昼ご飯がこれとは、なかなかに栄養バランスが乱れている。それに、甘いものばかり。正直、甘いものはあまり好きでは無いのだが……。せっかく買ってきてくれたものであるし、食べないわけにはいかない。
「ありがとう」
「どーいたしまして」
バームクーヘンを口に運ぶ。
私は今までたくさんの高級で美味しいものを食べてきた。一口食べれば、このバームクーヘンが普通のものだと分かる。
それでも、いつも食べるものより美味しいと思えるのは、何故だろうか。この何ともない日常が、ものすごく幸せだと感じた。
一人、幸せを噛み締めていると、ゾムが思い出したように口を開く。
「あ、そーいえば。A、今日の放課後は生徒会室に来てな」
「……どうして?」
「Aが生徒会に入る流れになっとるから」
……?
今、ゾムの口からとんでもないワードが聞こえた気がした。
生徒会に入る?私が?
「つまらない冗談はよして」
「冗談やないで。ちなみに、来ないとめんどい事になるって生徒会長サマが言っとった」
先程感じた幸せは、一瞬で崩れた。
何が一体どうなって私が生徒会に入る流れになったというのだろう。生徒会長直々に……?いや、そうだとしたら二学年の時でもいいはずだ。流石に今更すぎる。
……考えても仕方がない。腹を括って行くしかないようだ。
まあ、どんな理由でも断るつもりであるし、それで終わり。上手くいけば問題にはならないだろう。
大きなため息をつく私に、「ドンマイ」とゾムが肩を叩いた。
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気がついたら順位やら評価やらお気に入り登録やら……。
本当にありがとうございます(涙)感謝してもしきれません。
やる気がみなぎってきました!!じゃんじゃん書いていきたいと思います。
これからも是非、よろしくお願いいたします!
カイロ
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駐車場 - いや、好き。。。もう好みとしか言いようがありません更新頑張ってください…！ (10月19日 19時) (
レス) @page23 id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)
月光ノワール - とっても面白くて夢中になって読めました!!更新楽しみにしてます！ (9月16日 7時) (レス) @page23 id: c0f063982b (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 面白すぎるぅ！更新待ってますね！ (2021年12月25日 20時) (レス) @page22 id: ea57108b5f (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ - 更新待っています、、、めっちゃ面白かったです、、、 (2021年10月21日 15時) (レス) @page22 id: a34e3c6136 (このIDを非表示/違反報告)
時雨坂 - 更新めちゃくちゃ楽しみにしてます！ (2021年2月3日 21時) (レス) id: 38881abff7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイロ | 作成日時：2020年4月23日 17時
