10話 ページ13
三郎side
聞いてしまった。
一兄が姉様の存在を否定したことを。
見てしまった。
一兄が姉様に平手打ちした所を。
姉様のしたこと、
あれは本当に、
姉様が自分から行った行為だったの？？
どうして姉様は、
もっと強く否定しなかったの？？
どうして僕達を、裏切ったの？？
自分の意思でそうしたなら…
なぜ、あんなに悲しそうな顔をしていたの？
僕には分からない事だらけだ。
方程式の解き方とか、
化学反応式よりもこれはもっと
難しい問題なの？？
聞きたい。
なんでも知ってる姉様に。
この問題には、必ず答えがあるはずだ。
いつだって、
僕に解けない数式も、
姉様は解いてきた。
そんな姉様なら分かるはずだ。
自分の気持ちが分からない筈がない。
僕は、涙を流しながら
施設を出ていこうとする姉様の
腕を掴んだ。
貴『…っ。どうしたの…？三、郎…。』
三『姉様は、自分の意思で、
端ない行為を行ったのですか…？』
貴『……っ……。ふふっ……そうだよ…？
ごめんね……三郎…。最低な姉で……。』
この一言で、
僕の中にある姉様に対する愛が
崩れる音がした。
それはもう、粉々に。
コイツは…姉ではない…。
そう悟った瞬間だった。
僕には一兄とじろ兄しかいないんだ。
三『そうですか……。それなら、
早く出ていって貰えませんか？
目障りなんですよ。貴方。』
これで正解なんだ。
きっと。
これが、僕がこの人に求めた答えだ。
なんだ。
しっかりこの人は答えを出したじゃないか。
期待通りだ。
今日からコイツは、
姉じゃない。
貴『そうだね…。ごめんね…。
でも、大事な話が一つだけあるの。』
三『貴方の口から出る言葉なんて、
聞きたくなんてありません。』
貴『うん。分かってる。
だから、この話は園長に、
兄弟全員でしっかり聞いてね。
これ、最後のお願い。』
三『分かったのでさっさと
出ていって下さい。さようなら。』
さようなら。
姉だった人。
今日から貴方は赤の他人です。
そしてさようなら。
この人の弟であった、
僕。
ーーーーーーーーーーーーー
どうでしたかね。
今回三郎くん、
8歳とは思えない語彙力で
心の中で喋っていました。
私もこんな風になりたい。
そして１日に2回更新という、
なんとも珍しいことが起きました。
みなさん私を褒めて下さい。
そしてこれからもよろしくお願い致します。
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マカロニサラダ(プロフ) - おっふさん» 申し訳ありません！手違いで直接ご返信できませんでしたが！読んで頂けると嬉しく思います！ (2019年8月7日 23時) (
レス) id: 1d4119f2c9 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニサラダ(プロフ) - バレてしまったなら仕方がない…！実はおっふさんが好きそうなストーリーをこっそり研究してたんですよ！っていうのはもちろん嘘ですよ…！ご愛読下さりありがとうございます！！ (2019年8月7日 23時) (レス) id: 1d4119f2c9 (このIDを非表示/違反報告)
おっふ - わぁっ、、すげぇ、ストーリーが私好み、、、、え？なんで知ってるんですか、わたしの好きなストーリーとか← (2019年8月7日 23時) (レス) id: dfac6954d1 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニサラダ(プロフ) - キユぎつねさん» コメント誠にありがとうございます！！最近また更新頻度が落ちてきてるので、頑張ろうと思います……。 (2019年8月4日 2時) (レス) id: 1d4119f2c9 (このIDを非表示/違反報告)
キユぎつね - この作品を初めて読んだ時はさ、こういうのもいいなーって思っていたけどさぁ、過去の話になってから「う”あ”あ”ぁ”ぁ”!!姉さぁ”ぁ”ん”!!」と発狂するようになったでござるる（＾＾） (2019年8月3日 18時) (レス) id: 00266d32c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マカロニサラダ x他1人 | 作成日時：2019年3月3日 22時
