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126話 ページ27
宏太side
麻酔成分の入った綿球を入れて
少し時間を置く。
そして気付いた。
A、熱あるよね？
全部終わったら測ってみようかな。
…嫌がるだろうけど(苦笑)
そんなことを考えてるうちに
そろそろ時間。
「A、動かないで頑張ろうな」
A「ん…(涙)」
既に泣きそうな顔。
頭を1回撫でてAの耳の中に
メスを入れていく。
A「んんっ‼(泣)」
切開し始めると
ビクッと身体が跳ね上がった。
今のは痛かったよな。
その後も泣きながら痛みに耐えていた。
「ちょっと大きい音するよ」
切開して出てきた膿を吸引器で
吸引していく。
A「んん…やぁ……(泣)」
「もう少しで終わるからね」
A「ｸﾞｽｯ…(泣)」
雄也「偉い偉い。
頑張れてるよ」
何とか鼓膜切開を終えることができた。
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作者名：ひかる | 作成日時：2021年2月23日 15時
