その41 ページ49
霞｢なんで何も起こんないの〜！｣
審判｢知らんな。｣
霞｢腹立つぅ〜！｣
たまらずに地団駄を踏む。
霞｢じゃあ！2つ目の願い！
私の体中に刻まれたこの忌々しいキズを全て消して！治して！｣
審判｢ほらよ。｣
……何も……起こらない……
霞｢もう！何だって言うの！？｣
さらに激しい地団駄を踏む。
真桜｢落ち着いて霞(汗)｣
私達のことなんてお構いなしにポルナレフは願い事をする。
土人形ね……それでもいいから……殺されてもいいから……目の前に光が現れてくれれば……
霞｢3つ目の願い。
光を返して。｣
大切な幼馴染。
妹同然に可愛がってきた可愛い幼馴染。
いなくなられちゃ困る。
霞｢無理なの？出来るよねぇ？｣
真桜｢じゃ……じゃあうちも！
尚を返せ。｣
尚……真桜にとって大切な人……なんだろうな……
審判｢ほれ。｣
茂みの影から現れた光。
その隣にいたのは黒髪ショートと黒い瞳の少年。
そして少し離れたところに見える女性のシルエット。
霞｢ひ…ひか……光！｣
真桜｢尚！｣
ポルナレフ｢シェリー！｣
私達3人は目の前に現れた大切な人のもとへ走りよる。
霞｢光…光でしょ？ねぇ！会いたかった……
急にいなくなるから……｣
光？｢霞……私の姿を見て驚かないの？
怖がらないの？｣
霞｢当然！だって目の前にいるのは三國谷光。それ以上でもそれ以下でもないでしょ？｣
目の前の光を優しく抱きしめる。
光？｢そう……だね……｣
霞｢光！みんなのとこに行こう！
みんなも受け入れてくれるよ！｣
光の手を取りそう言う。
光？｢それより……向こうに行かない？｣
光は奥を指さす。
霞｢……うん。そだね。
行こか。｣
光の手をしっかり握って奥へ歩く。
霞｢光さ……私の事食べたい？｣
光？｢ん……
食べたくないけど……食べなきゃ私は『三國谷光』にはなれないから……｣
光は俯く。
霞｢ごめんね。私が欲しかったのは『あの頃』の小さな光じゃなくてね。
10年近く一緒にいる素直で強い光なんだ。
だから……食べさせてあげられない。｣
光の手を離した。
光？｢やだ……それじゃあ私はなんで呼ばれたの…？
そんなの……嫌だあぁッ！｣
光はそう叫ぶと私に襲いかかった。
ドサッ
霞｢うっ…！｣
勢いよく地面に倒れ込み、背中を強打する。
光｢殺せば……殺せばずっと……
ずっと一緒にいてくれるよね？
ねぇ！｣
そう言って私の腕に噛み付く。
霞｢ぐあぁッ！｣
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りな(プロフ) - 名前変換無し？ (2020年1月20日 3時) (
レス) id: f571b67ee6 (このIDを非表示/違反報告)
歌詞無(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！ただいま猛勉強中ですので！頑張ります！ (2018年12月15日 23時) (レス) id: f70e0cf97f (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 歌詞無さん、良い合作ですね！私のリクエスト楽しみに待っていますね!最新も頑張って下さいね！ (2018年12月15日 22時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌詞無＆真弥 x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2018年9月9日 19時
