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その115by歌詞無 ページ38

虹色の光線が森の木々をなぎ倒していく。
それを避ける零ちゃん。

千亜希「避けてばっかで大丈夫ー?レオの居場所がわかっちゃうかもよー?」

走って逃げ去る零ちゃん。

千亜希「申し訳ないけど…行かせられないな…!」

《ザ・ワールド!時よ止まれ!》

止まった時の中、足に着けたナイフを数本投げる。腕や足に確実に当たる軌道。

ちょっと可愛そうだけど…けど助けたあと治してあげるから…!

《そして時は動き出す!》

時が動きだし、ナイフは零ちゃんの腕や足に数本刺さる。

零「うっ…!」

出血と痛みで転ぶ零ちゃん。

千亜希「さてと。その傷だとしばらくは動けないよ。『城ヶ崎レオ』について…吐いてもらおうか。」

零「だめ……レオ様に逆らう事は……行けない事……。」

千亜希「まだ言う?」

零「レオ様の命令で……梨花さんも……殺した……。

私はため息をつき、零ちゃんに真実を語る。

千亜希「梨花さんは生きてるよ。ボロボロだけど。」

零「なん……で…確かに……この手で……!」

「レイ。そいつを殺せ。」

どこからか男の声がした。
零ちゃんは「はい……レオ様……。」と返事をすると飛びかかってきた。

零「レオ様に逆らったから……殺してあげるね……!千亜希ちゃん…!」

千亜希「『目を醒ます』!攻撃が甘いよ!」

零ちゃんのパンチを軽く受け止める。
殺す…。彼女は確かにそう言った…。

だったら…

千亜希「殺すって…?だったら…」


なんで…


千亜希「なんで…









泣いてるの?」



ポロポロと涙をこぼす零ちゃん。

零「う…るさい……shiningstar……!!!!」

《申し訳…ありません…。
ウリウリウリウリィ!》

shiningstarのラッシュに耐えきれず、骨が数本折れた。

千亜希「…ぐぁっ…!」

『癒す』で治しても間に合わない…。足を治してようやく立てる状態…。
せっかく結ったせっかく結った髪も片方ほどけてしまった…。

千亜希「あーあ…。頑張って準備したのに…。
ナイフも全部投げた。傷だらけで走ることも出来ない。スタンドを出すほどの体力はない。
どうぞ。思う存分殺してください。できるもんならね。」

零「…!…う…うぁぁあああ………!!!!」

殴りかかってくる零ちゃん。
私は目を瞑る。




「千亜希ちゃん…!」


千亜希「待ってました…



美音ちゃん!」


美音「1人で無理はさせないから…!」

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作者名:理想郷project製作委員会 x他3人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2018年6月8日 18時

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