その213by歌詞無 ページ42
霞｢イルーゾォ！向こう回って少しずつ世界樹削って！｣
イルーゾォ｢任せろ｣
イルーゾォは走り去る。
クロハ｢喰らえ…！｣
後ろからクロハの声が聞こえて、腹に衝撃が走る。
腹に目をやると、黒い蛇が腹を貫いていた。
霞｢はぁ〜… 私、これくらいじゃ死なないから。｣
そう言うと蛇を引き抜く。腹からは蛇が出て、傷を治していく。
霞｢ホント便利…ただ簡単には死なせてくれないみたいだけど。｣
そう言いながら腹を撫でる。
霞｢私はもう誰も殺したくない。だから待ってて。
……【目を
クロハは石化する。
能力が安定しててよかった…
霞｢ソルベ！ジェラート！紅華！今行くから！｣
｢ヒャッハハハハハ！！！！！｣
霞｢ッ！この声…！｣
辺りにこだまする笑い声を聞いて振り返る。
そこには緑髪と金色の瞳、黄色いフード姿の男…
ユウキ=テルミがいた。
テルミは手強い……なのに他の敵の攻撃を防ぎながら助けに行かなきゃいけない。
1人じゃ無理だ…
それに私はテルミの行動パターンは把握出来てない……これじゃ確実に負ける…！
霞｢先輩！テルミお願いします！｣
昴｢任せとけ！｣
呼べば返事が返ってくる。
昴先輩はテルミの前に出ると神器を向けた。
昴｢テルミ。お前の攻撃パターンは全て把握済みだ。｣
テルミ｢おもしれぇ！かかってこいよ！小僧！｣
昴｢行け！霞！｣
霞｢はい！｣
ソルベとジェラートが寝ている世界樹の根元に駆け寄る。
霞｢ソルベ！ジェラート！｣
シルフで治癒能力を創る。
《【あらゆる傷を治癒する】！》
霞｢傷は治したのに…なんで…？なんで起きないの…？｣
イルーゾォ｢おい！霞！このチビ世界樹から離れねえぞ！｣
なんで…なんで…？
傷は治したのにソルベもジェラートも起きない。
紅華は世界樹から離れない。
どうして…！？
光｢ッ！ 霞！後ろ！｣
真桜｢避けて！｣
2人の声が聞こえた直後、背中に痛みが走った。
霞｢っだ…！？｣
後ろを振り返るとハザマが立っていた。
霞｢ハザマ……てめぇ……！｣
ハザマ｢誰も殺さずに誰かを救うなんて出来ますかねぇ？
私にはできるとは思えませんが。｣
霞｢『出来るか』じゃなくて……『やる』んだよッ！｣
MyWorldでハザマの腹を殴る。
衝撃で軽く吹っ飛ぶハザマ。
霞｢【
私が叫ぶとあたりは暗くなり、どこからか流れ星が落ちる。
霞｢どっ…せぇ〜いッ！｣
掛け声とともにハザマに斬りかかる。
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作者名：理想郷project製作委員会 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2019年1月7日 17時
