その201by歌詞無 ページ30
久遠寺家での話を聞かされ、協力する事に賛成した。
霞「多分……いるよね。」
光「いるって…」
真桜「もしかして…」
琉華と琉那はきょとんとしていた。
光と真桜はわかったようだ。
私は静かに頷く。
霞「護チのメンバー。」
もし…暗チメンバーが私が守ったあの暗チなら…きっと…
けど暗チにはソルベとジェラートはいなかった。
もしかすると別人なのかもしれない。
私達の頑張りはなかったことになっているのかもしれない。
けど……行くだけ行ってみても…いいよね…
光「行ってみる?可能性はゼロじゃないよ。」
真桜「うん。ディアボロは未だに『ボス』らしいし。」
霞「ありがとう…」
琉華と琉那には悪いけど私達3人で護チのアジトを訪れた。
霞「まんまだ……」
光「暗チもそうだったからね。」
真桜「入る?」
霞「もちろん!」
私は深呼吸してからドアをノックした。
ガチャッ
開かれたドアの向こうにたっていたのはブチャラティ。
霞「ブチャラティ……」
一同「ッ!?」
私の頬は濡れていた。
ブチャラティ「どうしたんだ?どこか痛むのか?
それとも他に…((ジョルノ「ブチャラティ!まずは中に入れてはどうです?」……そうだな。」
ブチャラティの後ろからジョルノの声がする。
アジトの中にあげられ、紅茶を出される。
ジョルノ「霞さん。何か用があってここへ?」
光「おいマセガキ」
真桜「うちらもいるぞ」
ジョルノ「あ、いたんですか。
ちんちくりんとポニーテール。」
このやりとりは変わらない……
ブチャラティ「ジョルノ。今『霞』と言ったか?」
私の名前に反応した…?
フーゴ「それに『ちんちくりん』と『ポニーテール』って……」
光と真桜も…?
もしかしたら……
アバッキオ「冗談はよせ。霞と光は27だったし真桜は29だったぞ。」
霞「あ…それは…」
私が口を開くと護チのメンバーの視線が私に集まる。
私は肩から提げた鞄の紐をぎゅっと握りしめ、息を吸って話し始めた。
霞「私達はみんなが住んでた世界と違う世界から来たの。
『トリップ』って言って…ある条件を満たすことで発生する現象らしくて。
私達の場合は死にかける事が条件だった。
時間軸に沿って歳もとった。
けどディアボロとの戦いのあと私達は元の世界に強制送還されたの。
元の世界では私達は意識不明の重体で…歳も私と光は14、真桜は15。
それから色々あって……数日前この理想郷の存在を知って私達3人とあと2人の友達と来たの。」
皆ぽかんとしている。
皆理解出来たのかな……不安……
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:理想郷project製作委員会 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2019年1月7日 17時