その172by真弥 ページ1
美音side
スタンドで突っ走ってたら霞さんが真桜さんを見つけたらしいが…
真桜「我は世界の神なり。
気安く話しかけるでない。」
…何で…
美音「お前らっ!真桜さんに何をした!」
フラウィー「ちょっと自覚して貰っただけさ。『自分は神様』ってね」
真琴「許せない…!」
神琉「真桜さんの気持ちも考えないで…!」
美音「…」ダッ!!
真琴「美音!?」
真桜さん…!真桜さん…!
霞「真桜!何で…!」
真桜「人間如きが、この我に反抗すると?」
美音「真桜さんっ!真桜さんは『人間』でしょ!?」
真桜「何を言う。我は神だとさっきも言っただろう。」
霞「…嘘だ…真桜は『神様』が嫌いだから!」
真桜「フンッ、貴様らはしつこいな。『ここにいる者共よ、悪夢に埋もれるがいい!』」
美音「なっ…!真桜…さっ…!」
うちは真桜さんに手を伸ばした。でも、届かなかった…
美音「…ここは…」
『こんにちは
美音「…お前…小さい頃のうち?」
汚れた青のブラウス、黒いズボン、素足で腕や足、頭にも包帯を巻いているうちが目の前でニヤニヤして立ってる。
美音「…なるほど、ここは悪夢の世界か…」
『そう。で、どうするの?』
美音「真桜さんを助ける。これ以外に選択肢はないよ。」
『またそうやって偽善者ぶるんだね。本心は面倒くさがってる癖に』
美音「違う!」
『いや、違くないでしょ?あの時だってそうだ。』
あの時…?
『そう。クラスのみんなで先生達に内緒で飼ってた野良犬が死んじゃった時…犬の死体の近くに零ちゃんがいたからって千亜希ちゃんが犯人扱いしてた時…あんたは面倒くさがってたでしょ?』
美音「っ…!」
『「めんどくさいなぁ…早く終わればいいのに…零ちゃんが犯人ってことでいいじゃん」』
美音「黙れっ!」
『この感情、今もあるんでしょ?』
美音「ないに決まってる!」
『そんな偽善者ぶってさ!そんなあんたがうちはずっと嫌いだったんだ!あんたさえいなきゃみんな幸せになれたのにねぇ?』
美音「…お前には結局何も分かってないな…うちは真桜さんを助け出す!例えそれが真桜さんの本心だったとしてもね!」
『そんなのはすぐに壊れる友情だよ!』
美音「いい加減に黙れ!消えろ!二度とうちの前に出てくんな!」
そう言うと過去の自分と暗闇の世界は消えた。
真桜「本当にしつこい奴らよのう?よろしい。
我が直々に手を下してやるわ」
美音「真桜っ!絶対に救い出すから!」
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作者名:理想郷project製作委員会 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2019年1月7日 17時