元気な子に恋をした【狗巻棘】

, ページ19

｢次は何処に行こうか！こっち側気になるn…向こう行こうか！｣

逆方向に進んでいこうと歩き出すAの手を掴んで

棘｢高菜？いくら、しゃけ？｣

どしたの？向こう良いの？と聞いてくれる棘

｢向こうはぁ〜良いかなぁ？｣

棘｢？？｣

スっーと目線をやると棘も同じものを見つけたようで少し目を細めながら

棘｢こんぶ、ツナツナ、しゃけ?(ねぇ、お化け屋敷、行こ?)｣

ブンブンと頭が外れる勢いで全力否定するAを無視して手を引っ張って連れていく棘。

きっとコーヒーカップの仕返しだろう。

やんなきゃ良かった←


スタッフ｢では、行ってらっしゃいませ〜！｣

可愛く笑顔のスタッフさんも今では悪魔に見える

｢無理だよぉ、帰ろうよぉ、棘〜ごめんって！もうしないからさぁー｣

棘｢おかか｣

｢そこはしゃけって言えよぉー｣

まだドアをくぐってすぐだがもう半泣きで棘に縋り付く

｢ほんとやだぁぁ、｣

棘｢っ////｣



お化け｢ゔわあﾞあﾞあﾞ｣

｢ひぇ、ごめんなさいごめんなさいぃぃぃ、無理ぃ、怖いよぉぉ｣

棘｢〜！！////(可愛い過ぎない？)｣

お化け(んだよ、リア充か、)




と･･･言うのが出口まで続き･･･

｢怖かったぁぁぁぁぁ、ありがとうぉぉぉぉ！棘ぇぇぇ！｣

出てもなお、まだ泣きわめいているA

棘｢･･･｣はぁはぁ

何故か息切れをしている棘

棘(はぁ、危ない･･･バレてないよね？理性保つために太ももつねってたの)←


痛いのに声も出せずにゆっくり歩いていたからしんどかった様だ

｢ごめんねぇ棘ぇぇぇ｣

棘｢！？！？おかか！｣

｢そうやって否定してくれてるけど本当は(なんやねんこいつ、俺の事酔わせやがって･･･マジふざけんなよ)とか思ってるよね、全然言ってもらって大丈夫だからね、｣

えぐ…えぐ…と涙を抑えながら言ってくれるA

棘｢おかか！おかか！｣

｢ほんとにおかか？｣

棘｢しゃけ！しゃけ！｣

｢･･･良かったぁ、｣

,→←,

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す