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「Aちゃん？？マジで来てくれたんだね！」
・
こいつ大丈夫か？みたいな目でみてくる。
いつも通りのメガネと
黒髪のボブ。
私服を期待したのに、
制服の上からコートを着ていた。
タイプじゃないのになぁ。
なんで、こんなに好きなんだろう。
・
『呼ばれたから来ただけです』
「え、でも、来てくれたってことは」
『用ないなら、帰ってもいいかな...』
「用ある！めっちゃある！」
金「ここ座って」
『...はい。』
・
あったかいお茶を渡すと、
ゆっくりとそれを飲んだ。
瞬間、ブワッと曇ったAちゃんのメガネ。
はぁ、とため息をはいて、メガネを外し、
レンズを拭った。
・
「え...」
『...ん？』
佐「かわいいんだけど...」
『...えっ』
・
龍我の一言に頷くみんなと、
その言葉に戸惑うAちゃん。
・
那「浮所が顔赤くしてる」
岩「珍し」
藤「よっぽど好きなんだね」
金「...しかも無言になってるし」
佐「戻ってこーい」
・
みんなの呼び掛けに、
やっとこっちに戻ってきたおれは、
わけも分からずこう言った。
「メガネ、一生つけててね。他の男に近寄らせたくない」
『...え？』
「わかった？？」
・
那「いくらなんでも図々しくね」
「だって！！こんな可愛い子！！」
藤「まだ付き合ってもない相手、束縛は怖すぎるわ」
「絶対付き合うから！！ね！」
『いやいやいや、、、』
佐「Aちゃん、ちなみに彼氏は？？」
『いない...です』
岩「でも、ノリで付き合うのはさすがに、ねぇ」
『あ、当たり前です...』
金「浮所のこと、どう思う？」
『...えっ？？』
那「浮所がんば。」
藤「浮所の恋はまだ始まったばっかりだから、ね」
「うっ...」
『浮所くん、早く本返しに来てね』
『じゃあね。』
・
「Aちゃんのために図書室通う！」
『...毎日はいないよ、私』
「いなくても通うから！！」
『...浮所くん、』
「ほ、本気だから！絶対！惚れさせるから！！」
『お、おっきい声でそういうこと言わないで！』
「...ごめん」
『じゃ、あ、もう、わたしは、このへんで、』
・
多めのお金を置いて、
走ってお店を出ていった。
・
那「脈ナシではなくない？？」
藤「行けそう！」
金「うん、見たことない表情してたし！」
「まじ！？」
・
誰かに譲ってたまるか。俺の彼女にしてみせる。
そう心に決めた。
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まぁ(プロフ) - にょさん» コメントありがとうございますm(_ _)m わ〜！良かったです！わたしもこんな彼氏が欲しいです(笑) (2021年2月1日 11時) (
レス) id: 2d5716101e (このIDを非表示/違反報告)
にょ - タイソンくんの話、めっちゃキュンときました！癒されました〜！ (2021年1月31日 23時) (レス) id: ef7cd43d86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ま。 | 作成日時：2020年1月8日 21時
