Yuto.N ページ13
最近、サークルだなんだと理由をつけて、
出かけるのを断られていたせいで、
こちらはかなり怒っている。
そんな彼の家に行くなら、もう今しかない、と思った。
言い合いになってしまった。
構って欲しかっただけだった。
ふたりの時間を大切にしたいのは、私だけなのかな。
思っていたよりも頑固な彼に、これ以上言っても、
何も変わらない。
それくらい分かる。
だから、何も言わずに外に出てきた。
けど、あんまりにも寒すぎる。
防寒対策はばっちりなのに。
全ての感情を忘れたくて、イヤフォンをさして、
音楽を聴く。
私が好きなバンドの歌。
まさか、捨てられたわけじゃないのに、
そんな趣旨の曲ばかり聞いてしまって。
はぁ。とため息が零れた。
着信が来た。
たぶん、雄登からだ。
「いまどこいんの」
『...公園』
「迎えいくからどっか明るいとこいて」
『なんで、迎えくるの』
「当たり前じゃん、」
「A？」
『帰るよ、もう...だから、迎えにこなくていいよ。』
『ごめん、忙しいときに家いっちゃって』
『......ごめん』
「待てって！」
電話を切った。
申し訳ないが、今日は体力的にもきつい。
なんで、こちらがきつく当たられないといけないのか、
なんで、言い返してしまったのか、後悔が溢れて、
自然と涙がでてきた。
・
・
・
次の日。
大「おはよー」
『おはよ、岩��くん』
大「どしたの、」
同じ学部の岩��くんは、
雄登とも仲が良くて、よく遊んでいるらしい。
泣いたの？と聞きたいんだろうな。
大「那須？？」
『...まぁ』
大「喧嘩とか？」
『まさしくそれですね』
大「今回はいつもよりやばめ？」
大「2人が喧嘩する時は大体那須が悪いからなぁ」
『もう別れた方がいい説ある』
大「それは那須が泣くかもね」
『今のまま付き合ってたら私が泣くよ』
今更ながら、自分のダルい女具合に、胸が苦しくなった。
すでに半泣きの私に、岩��くんはがんばれ、と言ってくれた。
涙を岩��くんに見られたくなくて、手で顔を覆うと、
頭にタオルがかけられた。
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まぁ(プロフ) - にょさん» コメントありがとうございますm(_ _)m わ〜！良かったです！わたしもこんな彼氏が欲しいです(笑) (2021年2月1日 11時) (
レス) id: 2d5716101e (このIDを非表示/違反報告)
にょ - タイソンくんの話、めっちゃキュンときました！癒されました〜！ (2021年1月31日 23時) (レス) id: ef7cd43d86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ま。 | 作成日時：2020年1月8日 21時
