＊トラ子のための妄想短編集＊ (ページ43)

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＊しず×ハロウィン＊ページ43

あなたside

「しずや～」

「しーくーん」

「おしず～」

中々起きてくれないわたしの彼氏さん。

閑「...なんだよ」

「なんで寝ちゃうの？？」

閑「いや、まじで眠い...」

「ねぇ、今日はなんの日？」

閑「えー.....平日」

「そーなんだよなぁ...」

「じゃなくて！ハロウィンでしょ！」

ハロウィンだってーのに、

疲れた。眠い。と帰ってきてすぐに眠ってしまった彼。

「しーくんのためにナースさんのコスプレしてみました」

そんな彼の癒しになれれば。

そんなふうに思ってコスプレしてみた。

閑「え...どしたの」

「しーくん、癒された？？」

閑「.....ううん、全然」

いや、つらいです。

閑「ねぇ、ナースさん」

「なんですか？？」

閑「俺の事癒してくれる？？」

しっかり目が覚めたようなしーくんは、

わたしの手を引っ張って、

ソファーに倒れてしまった。

わたしがしーくんを押し倒すようなカタチに。

閑「下からの眺め、最高」

「...もー」

閑「ん？」

「起きたと思ったら、すぐ目覚めちゃうんだから」

閑「誘ってきたの、Aだよ？」

「ま、まぁ」

下から腕を伸ばして顔をぐっと近づけられる。

キス...してくれるんじゃないの？？

そんな目で見れば、

閑「Aがして」

「...ん」

自分から少し顔を近づければ、

触れる唇。

頭を押さえつけられて、

ちょっと苦しくなってきて、無理矢理離れる。

「...しーくん」

いきなり、しんどいって。

閑「このまましちゃう...？」

閑「まー、そのカッコしてるってことはその気だもんね」

閑「遠慮なく、癒してもらいます」

「はい...」

あまーいハロウィンナイト...。

＊作者から＊

しずやくん...( ; ; )

とても良い...っ！