＊トラ子のための妄想短編集＊ (ページ25)

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＊Kaito.M＊ページ25

海斗side

目の前にいる彼女の変わりように

唖然している松倉です

海斗「え、ない」

「あるよ」

海斗「なんで」

「暑いから」

前はあんなに長かった髪の毛が

肩上で綺麗に切られてる

海斗「けど、結構似合うね」

「そう？ならよかった。」

実は、前もこれくらい切ったことあるんだよね～と

呑気に話す

「海斗と付き合う前だから、2年前かな」

海斗「ってことは、」

「ん？」

海斗「前の彼氏と別れた時？」

「そうそう」

よく話すんだよね、前の彼氏の話。

「あんな男忘れた忘れた」

海斗「って言うけど、ほんとは忘れられてないんだもんね」

あ、言わなきゃよかった。

「忘れられるわけないけど、」

「忘れさせてやるって、言ったの誰？」

海斗「おれ」

だけどさあ、

いくらなんでも、ほかの男の話多すぎじゃね？

「もう、しないから許して」

海斗「え、何急に」

「いつまでも、思い出に浸ってちゃダメだなーって」

海斗「でも」

「いい。もう、私の彼氏は海斗だもん。」

きゅんとする。

Aは俺の扱い上手だな。

「さて、お風呂入っておいで！」

海斗「はーい」

あと、お母さんっぽいな笑

～後日～

元太「髪切った件。あれ、寄付したらしいよ」

海斗「まじか、そういうことね」

なぜ、元太が知っているのか知らないけど

元太「前切った時も、その為に切って。それで、また伸ばして...」

如恵留「優しい心の持ち主なんだね」

と、メンバーからも感心されてる

閑也「そんな優しい彼女が俺にも欲しい」

海斗「あげないよ」

宮近「俺にも」

海斗「あげねーって」

海人「俺にも」

海斗「だからあげねーって」

龍也「あ、じゃあ俺にも」

海斗「しつこい」

平和なトラジャなのでした。