＊トラ子のための妄想短編集＊ (ページ20)

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＊Kaito.Mi＊

優しくキスをされたあと、

海斗は私に向かってこう言った

海斗「かわいかった、もう１回言って？」

「も、もう嫌だって」

海斗「もう1回言ってくれたら、
もっとしてあげるから！お願い！！」

わかったよ、

どうせ暇だし...←

「海斗、、、ちゅーしたい」

嬉しそうに笑って、

またキスをされる

海斗「あとさ、その体勢、なんか征服感やばい」

床に座り込んだままの私を見て言う。

そんな発言するから、
海斗はかなり残念なイケメンだと思う(←)

海斗「もうこれは俺の勝ちだ」

「何が」

海斗「明日暇だよね？」

「うん」

海斗「じゃあ、いいよね？」

「うん？」

あ、間違えた。←

海斗「はい、1度言った言葉は戻りません」

もうこれは仕方ない。

だって、同意の上だもん()

海斗「なんか、久々じゃね？」

完全にご無沙汰だったのは事実。

そりゃそうなるって。

お互い忙しすぎるんだもん。

海斗「今までの分も、いただきます」

いただきますって.....

海斗「ちょっとさ、さすがにベッドいかね？」

「ま、まぁそれはそっちに任せる」

海斗「Aの体痛くなるから、あっち行こう」

と、指を指したのは

ベッドじゃなくてカーペットの上。

海斗「あ、でも汚したら困る？」

「.../////」

海斗「ごめんごめん笑」

海斗は、

優しい。

私と海斗が出会った時、

高校2年の時だった。

いわゆる、大人しい女子。ってやつだった私。

性格だし、今も割と大人しい方だと思う。

海斗みたいな、陽キャに話しかけられることなんか

滅多にないから、最初は海斗が苦手だった。

明るすぎる。

けど、もごもご何も出来ない私を
さりげなくずっと助けてくれていたのは

紛れもない海斗で。

照れ屋な私を、

引っ込み思案な私を、

いつも気遣ってくれる。

海斗「Aーー？」

海斗「こっちこないと、そっちでやるよ？←」

「やだ」

ぼーっとしてたんだもん。と言うと

いつもだろ。なんて返される。

まぁ、ごもっともなんですけど。

「やっぱりベッドがいい」

海斗「はいはい」

「海斗...」

海斗「？」

そりゃいきなり抱きつかれたら困るよね

海斗が固まるのも無理はない