↓ ページ42
A視点
秀吉「明智は交渉を繰り返し、僅か半日で反家康同盟が出来上がった訳や」
秀吉が招集を促すとゾロゾロと集まるクラスの者たち。
みやび「反家康同盟…！！」
秀吉「いやぁー明智の行動力半端ないな！舐めてたわ」
『皆で一丸となり明智を匿う作戦か』
上杉「そ。この旗印戦は壮大なかくれんぼだ」
みやび「かくれんぼ…！！！」
伊達「もういいかい？」
「「「「「まーだだよ」」」」」
はっはっはと笑うこやつらの気が知れんわ。
『くだらん、
みやび「あれ、Aさんは同盟に入っておられないのですか？」
『同盟と言うものに興味がない。秀吉に前持ちかけられた時も断ったからな』
みやび「何故…」
『前にも言っただろう？吾は誰の味方でもないと。吾は吾の思う道をただひたすらに歩むのみ。同盟等と言うものは、道を塞ぐ鎖でしかないからな』
みやび「Aさん…(確かに鍵姫と呼ばれた錠跡Aは同盟を持ちかけられても全て断ったと言う逸話があります。錠跡Aの名言にもそれを示唆するものが数多く残されております。ですが何故Aさんは暗い顔をしていたのでしょうか…)」
校内をブラブラ歩く。
気づけば何処か分からず、ただ階段に来ていた。
待て、此処は屋上に行くための階段ではないか？
『反対方向に来ていたのか…』
階段を降りようとすると校内放送が入る。
《これより旗印戦、24時間以内に明智光秀を倒す。開始！》
法螺貝の音がここ迄響く。
明智のいる場所にでも行きたいものだが…。
『彼奴は何処にいるのだ？』
取り敢えず上では絶対にないから、降りよう。
『あ、』
信長「おおA」
階段を降りていると逆に上がってくる信長の姿。
この様な時でも屋上へ行くのか…。
『信長、明智の居場所を知らぬか？』
信長「さぁな」
『…そうか』
会話を済ましてまた階段を降りる。
すると2階の渡り廊下へ曲がる家康の姿を今度は目撃した。
こっそり見ていれば、とある場所で立ち止まった。
家康「…何か用か？」
黒田「少し話がしたくてな」
…黒田？
何故そこにいるのか…まぁいい。
家康「何を」
黒田「家康、お前の望みはなんだ？」
家康「ふっ、それを聞いて何になる」
黒田「ただの好奇心だよ」
そなたも何を考えているか全く分からぬものだが。
家康「俺の望みは、完膚無きまでの支配」
黒田「完膚無きまでの支配…はぁー、素晴らしい」
…望み、か。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 243人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さら - このお話も凄く大好きです！！上杉くん推しにして欲しいです！！上杉くんのお話少ないで！！いつも更新楽しみにしてます！！ (2022年9月7日 0時) (
レス) @page11 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
琉闇(プロフ) - 可愛い、！！夢主ちゃん可愛い！神だぁ、 (2022年8月29日 5時) (レス) @page22 id: e6fba14b0d (このIDを非表示/違反報告)
ふゆう - とっても面白いです！ (2022年8月24日 7時) (レス) @page10 id: 34f774734d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
