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A視点
教室で帰る準備をしていた時だった。
『？みやび、どうかしたのか？』
みやび「えっ？」
浮かぬ顔をしたみやびが教室へ入ってきたのだ。
先程まで信長とおった筈だが…。
みやび「……なんでも御座いません。それでは私ももう帰りますね」
『嗚呼、また明日』
手を振ってみやびを見送った。
『彼奴は…あそこか』
吾の足は屋上へと向かっていた。
そこへ着けばやはり信長はいた。
『そなた何をしておる』
信長「……」
『質問に答えぬか…』
チラッとこちらを見たのみですぐさま空へ視線を移す信長に溜息をついた。
吾は少し重くなった足取りで信長の横のフェンスに手を着いた。
『先程浮かぬ顔で帰るみやびを見た。そなた何かしたのか？』
信長「俺は何もしていない」
原因は信長ではないのか。
信長「なぁA」
『なんだ？』
吾に声をかけるとお互い向き合う様に顔を見合わせた。
信長「人は変われると思うか」
またアホな質問しおって…。
『当たり前だろう。人はいずれ変わりゆくもの…。赤ん坊から子供へ、子供から大人へ、大人から老人へ。中も外も成長すると共に変わってゆくのだ』
信長「そうか…ならば短期間ではどうだ」
短期間…？
もしや今からと言うのか…？
『それでも変わるだろう。人の人生は果物の様に決まったものではない。不規則なのだからな』
暖かい家庭に包まれて過ごしていたって、いずれ消えゆくものだからな…。
『干し柿を1つくれぬか』
信長「ああ…」
腰の干し柿入れへ手を伸ばす。
そのまま1つ取り出し吾の手に乗っけた。
1度噛めば甘さが口いっぱいに広がる。
何とも美味しい。
『そなたもみやびも、少しは吾に話をしろ。力になれることもあるのだから』
それだけ信長へ言って、吾は教室に戻った。
そしてバッグを手に取り家へ帰るのだった。
ーーーーー
ーーー
ー
次の日。
今は調理実習の時間だ。
本来ならば3人班のところ、1人だけ余ってしまいしかたなく明智達の班へ入れてもらった。
明智は良い奴なのだが…秀吉はあまり近寄りたくない…(察してくれ)
そして作った卵焼き。
明智「…これどちらかと言えばスクランブルエッg((『卵焼きだ。異論は認めんぞ』はい…」
少々形が崩れただけだ。
うむ…箸でやるのがいけなかったのか？
『味は上手いと保証しよう』
明智「ん…あ、ほんとだってうえ、しょっぱい…！」
『そんなはずは無いぞ？砂糖をいれたのだ…』
吾も1口入れると塩気が襲ってきた。
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さら - このお話も凄く大好きです！！上杉くん推しにして欲しいです！！上杉くんのお話少ないで！！いつも更新楽しみにしてます！！ (2022年9月7日 0時) (
レス) @page11 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
琉闇(プロフ) - 可愛い、！！夢主ちゃん可愛い！神だぁ、 (2022年8月29日 5時) (レス) @page22 id: e6fba14b0d (このIDを非表示/違反報告)
ふゆう - とっても面白いです！ (2022年8月24日 7時) (レス) @page10 id: 34f774734d (このIDを非表示/違反報告)
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