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A視点
前田には帰ってもらい、制裁を食らわす。
「くっそ…」
「なんだこのバケモン…」
『格の違いが身に染みて分かるだろう？しかしみやびを侮辱した罪。これでは終わらんぞ』
彼奴は吾に優しくしてくれた。
たった2日だったとしても、あんなに積極的に喋りかけてくれた者は女でみやび一人だ。
待て、今気づいた。
『後1人はどこ行った…？』
二人で手一杯だったからもう一人の存在を忘れてしまっていた…。
その時やられた。
後ろからガンっと頭に痛みが。
『！！！！』
「は、後ろはがら空きか！！」
もう1発。
若干視界が霞む、頭もクラクラする。
「ほらよ」
「へっ、あざっす」
「おら！死ね！！」
3人係で武器を使い集中的に頭に攻撃をしてくる。
一か八か、此処で行動をしなければ。
そう思い、一人の武器を掴んでそのままロッカーへ投げる。
怯んだ二人も壁と床に押し付け、首元にチョップをし、気絶させた。
頭が熱い。
ふと手をやれば有り得ないほどの血が出ていた。
『あ、ヤバいな…』
ドサッと倒れ、意識が遠のくなか見えたのは、手首についた数珠と紫色の派手な服だった。
ーーー
ー
『………此処は？』
知らない天井。
体を起こそうとすれば激痛が。
『うっ…』
艶本「まだ起きちゃダメよ」
『嗚呼、此処は保健室か。すまないが今は何時だ？』
艶本「もうとっくに旗印戦は終わったわ。今は4時間目終了際。もうすぐ昼休みよ」
成程、結構寝過ごしてしまった。
後で二人には礼を言わなければ。
艶本「しかし貴方、もう少しで死ぬ所だったわよ」
『死ぬ？』
艶本「えぇ。血の量が異常な位出てて、すぐ輸血をしたこら助かったけどね」
やはりあれだけの量は体に負担がかかるものなのか。
先生が居なくなり、しばらくボーッとしていれば扉が勢い良く開く音がした。
みやび「Aさん！！！」
『おお、みや、び…？？』
みやびは吾に近づくや否や抱きついてきた。
異性でダメなものは同性でもダメ。
いきなり抱きつかれた反動でブワッと顔に熱が籠るのが分かる。
みやび「心配したのですよ！！私の事など放っておいてくれればよいのに…っ」
しんぱ、い？
吾を、心配してくれた……？？？
『すまないみやび。しかし此処で友人を失いたくなかったんだ、例えみやびが本心で友人と思っていなかろうと、吾は同じ選択をしていた』
そう言うとみやびはバッと顔を上げた。
みやび「私はAさんの事を友人だと心から思っております」
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さら - このお話も凄く大好きです！！上杉くん推しにして欲しいです！！上杉くんのお話少ないで！！いつも更新楽しみにしてます！！ (2022年9月7日 0時) (
レス) @page11 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
琉闇(プロフ) - 可愛い、！！夢主ちゃん可愛い！神だぁ、 (2022年8月29日 5時) (レス) @page22 id: e6fba14b0d (このIDを非表示/違反報告)
ふゆう - とっても面白いです！ (2022年8月24日 7時) (レス) @page10 id: 34f774734d (このIDを非表示/違反報告)
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