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A視点
次の日教室へ行けばなにやら煙たい。
窓辺に信長がいる。
『そなた何を焼いておるのだ？』
信長「スルメだ」
『ほう…焼き終われば吾にもくれ』
信長「いいぞ」
みやび「イカ、ですか？」
少し遅れてみやびが来た。
スルメらしいが…。
本多「おい」
こやつは昨日、井伊の後ろにいた1人ではないか。
信長「なんだ、貴様も食うか？」
本多「食うわけねぇだろ」
そう言って腹を殴った。
嫌な音もしたがまぁ平気だろう。
信長はすぐ倒れたがなんともわざとらしい倒れ方だ。
みやび「信長くん！？」
焦った様にみやびは近くに来た。
『そう焦るなみやび』
みやび「ですが…！」
信長「おい、多分骨をやった」
みやび「骨を…！？」
骨が折れたならば呑気にスルメなど食えんだろうに。
井伊「変な音したもんなぁ？」
みやび「誰か肩を！」
信長「おい本多！貴様が運べ。Aも着いてこい」
『承知した』
井伊「おい偉そうなこと言ってんじゃねぇぞ。そんな事する訳な…」
言い切る前に本多は肩を持って保健室へ連れていこうとした。
井伊「本多？」
『それでは失礼する』
2人の後を追い、吾も保健室へ向かった。
信長「おー遅かったな」
『文句は隣の奴に言え。何も言わずに行ってしもうたからな』
保健室に着けば既に椅子に座っている2人。
全く。
艶本「喧嘩して、骨折れたの？」
信長「あー違う違う。折れたのは俺じゃない。」
そう言って本多の方を指差す。
やはりか。
ガンって音もしたからな。
艶本「嗚呼、これは、折れてるね」
信長「これを思いっきりぶん殴った」
艶本「オーマイガー！！」
一歩間違えれば吾も指が折れていたかもしれんな。
恐ろしい。
本多「何故この事を言わなかった。言えばお前は本多に初めて傷を負わせた男として名を上げることが出来たんだぞ。そこの女もだ」
信長「あー俺そう言うの興味ないから」
『吾もだ。そのような事を行って、皆が信長を警戒するのはおかしいからな』
そもそも警戒するような者に見えんからな。
2人に視線を戻せば何故か見つめあってる。
本多「な、なんだてめぇ」
信長「貴様、しっかり傷治せよ」
そう言って頬を撫で、立ち上がり干し柿を取り出した。
信長「食え」
本多「いらん。俺は甘いのが苦手なんだ」
信長「いいから食え。A行くぞ」
『こき使うなたわけ』
そのまま吾と信長は保健室を後にした。
信長「この後時間はあるか？」
信長は不意に聞いてきた。
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さら - このお話も凄く大好きです！！上杉くん推しにして欲しいです！！上杉くんのお話少ないで！！いつも更新楽しみにしてます！！ (2022年9月7日 0時) (
レス) @page11 id: f9b4a84be1 (このIDを非表示/違反報告)
琉闇(プロフ) - 可愛い、！！夢主ちゃん可愛い！神だぁ、 (2022年8月29日 5時) (レス) @page22 id: e6fba14b0d (このIDを非表示/違反報告)
ふゆう - とっても面白いです！ (2022年8月24日 7時) (レス) @page10 id: 34f774734d (このIDを非表示/違反報告)
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