愛され者は転生者！！Second 2！【ツイステ】

9話 興奮はやはり抑えきれない。 ページ10

ユウside


僕の身体を優しく包み込んだ光。


少しして、光がおさまると、Aは目を開けた。


そして、僕も驚きを隠せずにいた。


僕は迷わずAに詰め寄り、


「い、今の…！何？！」


『お、落ち着いて！』


あ！…Aを困らせちゃった…


「ご、ごめん…」


『ううん。いいの、いいの！気になっちゃうよね！』


大丈夫だよ！と両手を胸元でひらひらさせるA。


ふぅ…と一息ついたAは、口を開いた。


『これね、私のユニーク魔法。』


見て。と言って、僕の袖を大雑把にめくったAは、成功を得た顔をしていた。


ちら、と自分の腕を見ると、僕は驚嘆した。


何故かって？


だって、さっきまで痛々しかった傷跡が1ミリたりとも無かったから。


服も直っていて、さらに驚嘆していた。


「す、すごいね…!!」


『へへっありがとっ！』


ニカッと笑ったAを見た僕は、思わずその笑顔に心を揺らされた。


だが、Aの笑顔は消え、瞳に光を宿さない顔になった。


その時僕は思った。


「(女の子って、怒らせると怖いんだなぁ……)」


今後、Aを怒らせないようにしようと、心の中で誓った。


Aside


良かった…ユウの傷跡残らなくて…


やっぱり、地獄の特訓を制覇したかいがあったわ！


でもまだ、安心出来ない。


私は目つきを変え、取っ組み合いをしている2人の所へと向かった。

作者から（本編でなくてすみません…）→←8話　大喧嘩と痛みと魔法と。

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