【HQ】オオカミの群れに放り込まれました。3

第百一話 ページ18

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『とりあえずぶんちゃん先輩に結婚して!!って言ってください!』


ﾁｬﾝﾁｬﾝﾁｬｰﾝﾁｬﾁｬﾁｬﾁｬﾁｬｰﾝ

電話だ。
ぶんちゃん先輩からだ。



「はい!!もしもし!!ぶんちゃん先輩!!!!好きです!!!」

『やめろって...』

「へへーー、照れてるんスか?可愛いーーっ!!好きです!!結婚しーましょ!!」

『...お前、帰ってきたとき覚えとけよ?』



あ、死んだ。

ぶんちゃんごめんなさい!!許して!すいませんんん!!!
って謝ったけどそっこーきられた。
涙でそう。


ピコン

あ、研磨先輩


『怒ってるよ』

『いやほんとすいません..帰ったらちゅーしてあげるんで許してくださいっていってもらっても..?』

『顔真っ赤にして逃げた』

『それ怒ってるんですか?照れてるんですか?』




まあどっちでも可愛いけどね!!!
超!可愛い!!!


ピコン


【写真】



【顔を真っ赤にして体育館裏でしゃがんでる白布】



「ヤバイ!!!!」

「っ!!!...び、ビックリしたぁ..。どうしたの??」

「ぶんちゃん先輩が可愛すぎて死にそうです助けて」

「んーーー???」



なにを言ってるのかよくわからないといった様子で首を傾げる桜子。
そしてそのまま何事もなかったようにデザートを食べ始める桜子。




「え、そのチョコケーキめっちゃ美味しそう!!」

「美味しいよー!...一口食べる?」

「食べる!あーん..」

「あ、あーん...」

「....んっ!!うまぁ..」

「(やだ最近のAちゃんの態度がよすぎて私そろそろヤバイ...そ、そのうち両想い..?や、やだっ、なに考えてるの私っ...!)」




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