この恋は狂ってる。【黒】【男主】

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目黒side



めちゃくちゃ可愛い。最近連絡をよく取ってるから分かるけど、使うスタンプまで可愛い。

なんか兎のゆるゆるしたスタンプ。普通成人男性がこんな可愛いの使いますかって話。



「あーーーー会いたい……」



と、ふとこぼすと、マネージャーさんが楽屋に入ってきた。



マ「誰か会いたい人でもいるんですか？」


「そうっすね、います」


仕事とか一緒にしたい。マネージャーに頼んでどうにかなんないかな。まあそんなことはしちゃダメだけど。



マ「これ次出る番組の出演者さん一覧です」


　
と、次に出演させてもらうバラエティ番組の台本とともにもらった。誰が出るんだろ、



なんて目を通していると、



"望月A"



の文字が。



「うお！！まじか、！」



まじで一緒に仕事することになっちゃったじゃん。同じスタジオか、やばいめっちゃ嬉しい。

しかも動物番組。動物×望月さんやばい。絶対幸せ空間になるだろ。




「まじ楽しみ」


と思いながら、収録日を心待ちにしていた。










「今日はよろしくお願いします、」


と楽屋の挨拶に回る。あとは望月さんだけ。久しぶりに会うなー、




「失礼します」


そう言ってドアを開けてはいると、



『あ、め、目黒くん、！』


　
と微笑んでくれた。ちょっと流石に可愛くて死にかけたけど。


「お久しぶりです！共演まじうれしいです」


『え、えっと、俺も嬉しい、よ？』



めちゃくちゃ頑張ってタメ語で話そうとしてくれてる。仲良くなりたいって思ってくれてたりする？



「望月さんって、動物好きなんすか？」


『大好きです、』


そうニコニコの笑顔で言われて、心臓がギュッてなった。敬語で喋っちゃった！って顔も可愛い。


……てか今気づいたけど、望月"さん"って距離しかないな。せめて"くん"？



「あの！望月さん、じゃなくて他の呼び方したいんすけど」


『ええっ、なんでも大丈夫、！』


「じゃあ、Aくんで」


『えぇっ、！？』



めちゃくちゃ驚いた顔でこっちを見るAくん。顔真っ赤にしてる。かわいいな。


『え、ぁ、じゃああの、』



『俺も、蓮くん、って呼んだ方が、いいのかな、？』








っぶな。襲いかかるとこだった。そんなオドオドして言わないでよ、可愛すぎるから。


「いやいや！無理しなくて大丈夫です！」
「でも、俺はAくんって呼んでもいいですか？」


『えっ、全然、大丈夫、！』



よし、これで距離は少し縮まった気がする。

　

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