この恋は狂ってる。【黒】【男主】

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Aside



ああああああぁぁ…。焦って大丈夫ですとか言っちゃったけど絶対無理だ緊張しちゃうもん、


屋「お前あの人のこと好きなの？」



『……ん、？』



屋「だって誘い断んなかったじゃん」



『そういうんじゃないよ、』



絶対話せないよなぁ、俺から話しかけたいとか思ってるのにいざ目の前にすると空っぽになっちゃう。


屋「まぁ、なんでもいいけどさ、」


『……人見知りって、どうやって直すのかな』




こんな性格のせいで、人と馴染めない。俺の大きなコンプレックスだった。



屋「……直さなくていい、」



『え？』



水紀が隣で何か言ったけど、聞き取れなかった。聞き返してもなんもない、と誤魔化されてしまった。



とりあえず、パフォーマンス頑張ろ。










「あ！望月さん！」


こっちです、と手を振っている目黒くんを発見。普通でいればいいのに、何故か緊張してしまう。



『あ、えっと、お疲れ様です、』


「お疲れ様です！」



元気だな目黒さん。体力有り余ってます！って感じ。俺なんかヘトヘトなのに。歳1個しか変わんないけどね。


「あの、お願いしたいことがあって」



『お願い、ですか、』





「連絡先、交換してもらえますか？」


……なんだ、そんなことか、って連絡先！？目黒くんの？俺なんかが貰っていいものなのかそれ？


『えっと、ぎゃ、逆にいいんですか？』


「俺望月さんともっと仲良くなりたいんで！」


なんでこんな俺と仲良くしてくれようとするんだろ。心優しい人だなーほんとに。


『あ、これQRコードです、』


「いいんすか！やった、」



と、ニコニコの笑顔で俺の連絡先のQRコードを読み取る目黒くん。やばい、友達の欄に目黒くんが。


「メッセージとか、送ったら迷惑ですか？」


『えっ、いや、全然、！』


迷惑なわけないよ、逆に嬉しいもん。こうやって連絡取れる人も少ないし。


「やったー、まじ嬉しいっす」


改めて顔見るとめちゃくちゃイケメンだ。
俺なんかがこんな人の連絡先もってていいの？




今日はお互い疲れてるだろうから解散になった。またあったら話しましょ！って言われた。絶対もっと次は話せるようになってみせる。



そんな決意をしていた帰り道、目黒くんからメッセージが送られてきていた。


【連絡先教えて貰ってありがとうございました！】


【こちらこそ、ありがとう！】



素っ気なかったかも、？メンバーとしかやり取りなんてしないからわかんないよ……。

　

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