この恋は狂ってる。【黒】【男主】

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Aside

※少し嘔吐表現があります※










　


あれから全く非通知から電話かかってこなかった。
目黒くんに相談して良かったぁ〜。




なーんてのんきなことを考えながら仕事場から家に帰る。





ポストを開けると、"望月A様"と書かれた手紙が入ってた。茶色い封筒。
なんかの書類かな〜、なんて呑気に思ってた。





その封筒を開けるまでは。








普通に、家に入って普通に手を洗って。ソファに座ってスマホでも見ようとしたところで、封筒の存在を思い出す。


思い切って開けてみると、白い便箋のようなもの。開けてみると、




"Aくん。いつも見てるよ。



　
そこから気持ち悪い内容の文章がツラツラと書かれていた。あまり読みたくもないような。
　




『な、なに、』


　

怖くて、手紙を必死に破った。ゴミ箱にぐちゃぐちゃに捨てた。気がついたら息が上がってた。





気持ち悪い。なんで最近こんなのがあるの？気持ち悪い。
どこから俺の事を見てるの？



『っぅ"、』



あまりの気味悪さに吐き気が襲ってきた。ものが溢れないように必死にトイレに駆け込んだ。



『ぅ"、ぇ』



吐いても、気持ち悪さはおさまる訳もなく。しばらくトイレにこもった。








『おはよう、』



「おはよー！」



メンバーが元気に挨拶をしてくれる中、俺にそんな元気はなかった。昨日のことが気になって全く眠れていない。



屋「A、ちょっと」



と言って、水紀は俺の手を取って楽屋から連れ出した。
驚く暇もなくついていった先は、またまた空き部屋。




屋「お前顔色悪すぎ、大丈夫？」



『え、ぁ、ちょっと、寝不足なだけ、』



屋「…………なんかあったな」




鋭い水紀は俺の顔を覗き込んで聞いてくる。なんでこんなにも色々分かっちゃうんだろう。



『なにもないよ、』




屋「なにもなくねぇだろ、」




『なにもないよ、！』




そう大きな声を出して言うと、水紀は怒ったような顔をして俺を見た。



屋「なんで、」






『ぇ、』





屋「なんで目黒には相談して、俺にはちゃんと言ってくれねぇんだよ！！」



怖い。水紀の目は怒った目をしてる。怖い。また水紀とこの前みたいになっちゃう、



屋「なんで、なんでっ……」



『ち、違うよ、』



屋「違くねぇだろ！！なんで！目黒だけなんだよ！！」



　







色々起こったことが重なりすぎて、頭がおかしくなりそうだった。

そこで俺の意識は途絶えた。
　

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