この恋は狂ってる。【黒】【男主】

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目黒side




「とりあえず、まじで近づかないでもらっていいすか？」



屋「無理、お前が近づくな」



「あんたもAくんのこと好きっすよね？」



あ、めちゃくちゃ目泳いだな。いや好きじゃなかったらまずパスワード知ってたりこうやって後付けたりしないか。


　
屋「だったらなんだよ」


　
「でももう怖がっちゃってますから、向こうは」
「好きな人に怖らがられるって、相当やばいっすよ」



そう俺が言うと、尚更苛立ったような表情に変わった。あは、怒ってる怒ってる、笑



「まぁそのおかげで、Aくんこっちに来てくれてるんで」



屋「てめぇ、」



「まじでAくん堕としにいくんで」
「邪魔しないでもらっていいすか？」




そういうと、水紀は怒りの限界に達したのか、俺に殴りかかってくる。
あーあ、そんなことしたらアイドル失格なのに。


その拳を軽く受け止める。そんなんで俺殴れるわけないっしょ、笑




「すぐ暴力的になる男は、嫌われちゃいますよ、？」


　

そう耳元で言うと、拳を下げて、無言で俺の横を通り過ぎて行ってしまった。なんなんだあの人、そっちから喧嘩ふっかけてきたくせに。



嫉妬に狂ってたな〜あの人。必死、って感じ。俺がAくん堕としたら、どんな顔すんだろな。





あは、楽しみ。















帰ってシャワーを浴びて、少し携帯を見る。
すると、Aくんのグループのインスタが更新されていた。

可愛い顔して映っているAくん。ほんと何しても可愛いなこの人。なんなの？



そしてその横には、あいつ。腰引き寄せてんじゃねぇよまじで。

そんなやつの横で笑ってるAくん。その笑顔、俺以外に向けないで欲しいんだけど、



コメントにも、"水紀、もちの腰引き寄せてない？"、"やば、尊〜！"とか、しょーもないコメントばかり。

こんな嫉妬男のどこがいいんだか。



　


あーあ、邪魔邪魔、早くどっか行ってくんねぇかな。




　

まぁ俺が、あんなやつより先にAくんを堕とせばいい話


　
Aくんの笑ってる顔も怒ってる顔も苦しんでる顔も泣いてる顔も。全部見れるのは俺だけでいい。





　




　
俺も、人のこと言えないくらいAくんに執着してんな、笑










早く俺のとこ、来てくんねぇかな。






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目黒さんのキャラ崩壊がえぐい。
初対面の男めちゃくちゃ煽るめちゃくちゃヤバいやつになってる。

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