純愛スクランブル【Taiga.K】 (ページ6)

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結局一緒にご飯を食べて、チャイムが鳴る前に解散。

「じゃ、放課後！はるにも一応連絡入れてるけどAからも誘っておいて！」

「分かった！あとでね」

慎ちゃんと大我と高地くんに手を振り教室を出る。
隣には田中くん。

「あれ、田中くんどこいくの？」

「ん？教室戻るけど」

「8組じゃないんだ！？」

「俺2組だよ。3人とは中学から仲良いからいっつも8組行ってるだけ。
俺だけハブなの(笑)」

「そうだったんだ」

って、しかも隣のクラス。

こんなザ・陽キャみたいなビジュアルで身長もあるのに全然知らなかった。

「まじ？俺はAの顔は知ってたよ」

「え、まじ？」

「まじ。
先輩が今年の1年でAが1番可愛いって言ってたよ(笑)」

「まじ…」

その先輩って誰なの一体…
私に恨みでも下心でもあるのか。
もしくは田中くんが面白がって私の事イジってる？

…とはいえやっぱり褒め言葉には弱い。

「照れてる(笑)」

「いやお世辞でも普通に嬉しいし…」

「お世辞ではないでしょ〜
全然俺らの中でもA可愛いって話してるよ」

「本当に何？！そんなこと言ってもらえて何も出ないからね」

「うける(笑)」