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「やったー!上がりっ」


「くそー、2連勝だったのになー」





Aの泊まっていきなよ発言に戸惑いつつも、結果お言葉に甘えて泊まらせて貰うことになった。

高校生にもなって、異性の家に、しかも親御さん不在の家に転がり込むなんて前代未聞だけど状況が状況だし今日は勘弁して欲しい。




「もう飽きたな〜、なんか他の遊びわかる?」


「え、神経衰弱とか?」


「それはちょっと時間かかるから面倒くさいかも」


「聞いてきたくせにウザ(笑)」




というかババ抜きなんて2人でやるゲームじゃないだろ。

俺と同じでAも一人っ子で、家でこんな風に遊べるのが楽しいらしい。
トランプひとつでこんなに盛り上がるAを見て、思わず口元が緩んでしまっているのが自分でもわかる。

シンプルに可愛い、それに尽きる。





「そういえば大我、明日の学校の時間割とか大丈夫じゃないよね?多分」


「んーまぁそりゃあ足りないのもあるだろうけど仕方ない」


「教科書貸すよ。被ってる教科あったら教室届けるし」


「いや流石に俺が取りに行くけど、貸してもらおうかな」



本当に何から何まで至れりつくせり。









「まじで色々ありがとう」


「ううん、こちらこそだよ。
寧ろ帰りも今もすごい楽しいもん、ありがとう」





意識しないようにはしていたけど、言ってしまえば気になる女の子とひとつ屋根の下で、ましてや2人きり。

緊張しない方が可笑しいし、
正直、″そういう事″を考えてしまうのは、もはや生理現象だ。


この後、一緒のベッドで寝たりなんかして、どちらともなくキスをして、そのまま……







こういう不純な妄想する時に限って、思春期の男の脳みそはいつもの倍の速度で動くもんだ。

落ち着け、俺。








「あとね、一人っ子だからさ。
兄弟がいたらこんな感じなのかなって思っちゃって(笑)」






どうやら気持ちが高ぶっているのは俺だけらしい。
まぁ分かってはいたけど。





「…Aみたいな妹いたら可愛いだろうな(笑)」


「そう?私的に大我は弟かなって思ってたんだけど」


「Aが姉かー。なんか違う」


「そう?じゃあ双子でいいや」


「いいやってなんだよ」

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設定タグ:京本大我 , SixTONES   
作品ジャンル:恋愛
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まいやん(プロフ) - 更新お疲れ様です!いつも楽しみに読ませていただいています!これからもご自身のペースで頑張ってください! (2022年8月8日 17時) (レス) id: 9a00c406d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぇ | 作成日時:2022年8月1日 19時

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