3日に1回、ワンコイン【Nozomu.K】

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ピーッ



「あっ」



楽しい時間はあっという間で、もう洗濯は終わっていたみたいや。

もう少し一緒に居りたいけど、乾燥かけた洗濯物は早く畳まなアカンって佐藤さんが言っとったから。





「終わった終わったー、帰って寝よ〜」



躊躇う俺とは打って変わって、そそくさと洗濯物を回収して帰る支度をする佐藤さん。


そうや、聞かんと。

せっかく仲良くなったんや、今言わんでいつ言うねん俺！！






「あ、あの！」



「うん？」



「送りましょか…」



「え？」



「あーいや、重そうやなって思って……ほら、佐藤さん女の子やし。」



「ありがとう、でも大丈夫だよ(笑)」



「そっす、よね」



「ん！んじゃまたね」





俺の勇気ある行動は呆気なく散った。

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