そろそろ、いいですか2 【Taiga.K】 (ページ7)

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54話ページ7

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目が覚めると、8時。
周りを見渡すと、元々こう寝たのか寝相が悪いのか。ぐっちゃぐちゃ。

記念に写真を撮って、みんなに送ってあげよう。

広いお部屋とは言え、11人は流石にキツかったみたい。

みんなが何時に寝たのか分からないけど、あの様子だと多分朝方まで起きてたんだろうなぁ。起きる気配が全くない。

1人で何もすることないし、二度寝でもしようか、なんて思っていると

｢ん……おはよ｣

斜め上に寝ていた北斗が起きた。

｢おはよう、早起きだね｣

みんなが寝てるから小声で挨拶。
まだしっかり寝起きの北斗はあんまり目が開いてなくて、寝癖もすごい。

｢起きる？｣

と言われ、他の人を起こしたくないので
北斗と外に出ることにした。

・

｢化粧とったら急に幼いな」

｢そうかな。そんなに変わる？｣

｢あんまり変わんないと思うけどね｣

顔だけ洗って、化粧水をしただけの状態。
中学の頃は毎日スッピンだったわけだけど、なんとなく今見せるのはすごい緊張感があると言うか。

北斗はあんまり気にしてない様子だけど。

やることも無くて、昨日あんなにあったお肉や野菜もなくなっていて、ずっと食べてたんだなぁ。とか考えていると

｢朝飯でも買いに行く？｣

と、北斗の提案でコンビニへ向かった。
朝ごはんを選んで、みんなへアイスを買ったり、無くなってしまっていた飲み物を買ったり。

重い荷物を自然に持ってくれる北斗は紳士的。
大我くんはこういう時、俺に任せてと言わんばかりのドヤ顔なんだよね。
思い出して思わず笑いそうになってしまう。

帰ってきても誰1人起きてなくて、私と北斗は外でのんびりお話していた。