94話 ページ45
*
ぼーっとしてたら授業はあと1時間。
あと1時間が長いんだけど。
Aからの連絡はない。
よっぽど辛いのかな〜〜〜。
机に突っ伏していると
ブーッと、スマホが鳴って見てみると樹からの連絡。
樹望くんから返信きた!
樹Aなら全然大丈夫やでーだって。来てくれたら喜ぶわーって
この様子だと望くんは知らない感じか…。
まぁ、家族になんて尚更言えないか。
大我ありがとうー
大我放課後行ってくる!Aから連絡返ってこないから望くんに伝えておいて
Aにも放課後お見舞い行くって連絡を入れて、残りの授業を受けた。
・
チャイムが鳴って、掃除も何も無い俺はすぐに教室を出た。
生憎の雨で、バスもこの時間は激混みで
歩きなのが痛い。
「きょも待って〜」
と、後ろから樹が走ってきて2人でAの家まで歩き出す。
「もしかして樹も家まで来るとか言う?」
「え、なにダメなの?」
「ダメだよ!今日は大事な日なんだから!」
「きょも…元気そうとはいえ、仮にも病人に手を出すのは…」
「出さねえよ!」
樹は俺をなんだと思ってるんだ。
今日しっかり話して、と言っても何を話すかなんて決めていないけど。
「とにかく今日はだめだから!」
そう言うと樹は
「冗談だよ、ちゃんと話せるようになるといいね。早く4人で遊びてーし」
何回も言うけど原因は樹だからね。
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hinata - すごく面白いです 更新楽しみにしてます (2021年5月29日 16時) (レス) id: ad3093d701 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴぇ | 作成日時:2021年5月29日 15時