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90話 ページ41

*



「全部話すも何も、今話したことが9割だよ」


樹曰く、本当に俺のことはヤれなくて悩んでる程度しか話してないらしい。

いやどう考えてもそれが1番悪いんだけど。



「残りの少しは?」


「Aの話」



いやそんなのわかってるって
それ以外に逆に何があるんだよ

と、言いたくなったけど我慢。



「と言うと?」


「A、意識してるの自分だけなんじゃないかって悩んでたの


それでAが可哀想すぎて、ついきょもの話少しだけしちゃった……」



Aに甘いんだから樹は。
言っていいことと悪いことくらい……





「…自分だけ?」




「そうそう。

大我くんは気にしてないのかな、とか。
別にそういうつもりじゃなかったのかな、とか。


A、俺がクリスマスとかの話知らないと思ってるからさー?
もしもの体で話してはいたんだけど、わかりやすすぎて。
知らないフリするの大変だったわー」



なんて笑ってる樹。




「……Aは嫌だと思ってなくて、俺のことちゃんと意識もしてて……」



内心拒否られたかもしれない、と思っていたところもあったし


なんかあった日も、気まずい雰囲気なんて感じたことなかったし、意識すらされてないのかと思っていたし



正直嬉しくてやばい



そしてなにより







「……可愛すぎる」


「あっはは!単純かよ」



そういうつもりじゃなかったのかなって……
どんだけピュアなの……?!

可愛い可愛い可愛い




嫌じゃなくて?意識してて?

その日もそう遠くない……?






「えっ樹、俺もういっちゃうよ?いっちゃうよ?!」


なんて浮かれていると


「あは、まぁでもきょも今避けられてるけどね」


一気に現実を突きつける樹。
なんで今言うかなぁ?


事の発端は樹だからね。
樹が言ったのが悪いんだからね。






「樹許さない」


「えぇ〜ごめんってきょも!」

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hinata - すごく面白いです 更新楽しみにしてます (2021年5月29日 16時) (レス) id: ad3093d701 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぇ | 作成日時:2021年5月29日 15時

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