そろそろ、いいですか2 【Taiga.K】 (ページ38)

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87話ページ38

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｢あ！Aと樹！偶然じゃん！すげーたまたまだ｣

私達を見つけて、コンビニから駈歩で出てきたのは大我くん。

一気に現実に戻された感。

今は会いたくなかった…。

｢あれ、きょも打ち上げは？｣

｢あーー、終わったよ！終わったからコンビニ寄ってたんだよね。ほんと偶然。」

本当についさっき、花ちゃんのインスタを見た時はまだ打ち上げ盛り上がってた感じだったけど……。

あ、そういえば樹と2人で遊ぶこと言ってない。

相手が樹とはいえ、怒ってるかも。

｢2人は今帰り？何して遊んでたの？｣

｢そーそー、タピったりバッセン行ったり？」

｢へー、一緒に帰ろ！｣

全然大丈夫そうだった…
樹のことだし、大我くんに連絡しないわけないか。

どうしよう、大我くんの顔が見れない。

大我くんは私が知ってること知らない、ってことだよね。

なにこれ、デジャブ。

｢ごめん、私おつかい頼まれてるんだった！先帰ってて！｣

｢え、俺も一緒に行くよ｣

｢ううん、大丈夫っじゃあまたね」

せっかく一緒に行くって言ってくれたのにごめんなさい、と罪悪感を感じつつ

私は逃げるように来た道を戻った。