85話 ページ36
*
佐藤ちゃん樹くん、体育祭終わった?
佐藤ちゃん打ち上げとかある?なかったら会いたいんだけど
佐藤ちゃん、この前断っちゃったしなぁ。
どうしよ。
どうしよ、なんて
まぁもう答えは出てるんだけど。
下校時間
いつもと同じ時間なのに、学校はまだまだ体育祭モードでみんな教室に残ってたり打ち上げの為に集まってたり。
きょもと花ちゃんは打ち上げに参加するらしくて、俺とAだけいつも通り下校。
今日の場合はまぁAからしたら好都合なのかな。
「樹どうしたの?」
と、スマホを見つめる俺を覗き込むA。
Aはこういう時、1人になりたいタイプかな
でもなんだかなぁ。
どうしても俺の中の何かがAを1人にしたくないって言ってる。
放っておけないんだよね。
樹ごめん、今日用事!また誘って
「んーん、なんでもないよ。」
「ふ〜ん」
いつも通り会話をしながら俺は自転車を押して歩いてるけど、Aは上の空。
Aの家に差し掛かる。
んー、やっぱり帰せない。
樹きょもーA借りるね
樹7時とかには帰すから
「A、俺寄り道したいから付き合って」
1476人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hinata - すごく面白いです 更新楽しみにしてます (2021年5月29日 16時) (レス) id: ad3093d701 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴぇ | 作成日時:2021年5月29日 15時