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81話 ページ32

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「で、Aちゃん」


「…なに?」



私は知っている。

樹が ″Aちゃん″ って呼ぶ時はいじってくる時とか、変なことを言ってくる時とか

とにかく何かある時。



「なんか困ってることないの?」



最近何なんだろう。

流石に私も薄々勘づいてきてる。
絶対……多分、みんな何か知ってる。


樹が言う、なんか というのは間違いなく大我くんのことだろう。






「うーん、大我くんのことなんだけど」


ここはあえて

かまをかけるって言うのかな、いつの日かの北斗を思い出してやってみた。


すると樹は分かりやすくニヤけて



「ん、どうしたのさ?」




多分、いや絶対。これはなにか知ってる。




「逆に何が聞きたいのさ」


「美少女は鈍感が鉄板じゃん?いつからそんなに鋭くなっちゃったの」



ジトーっとわざとらしく睨んでみると
負けたわ〜なんて笑ってる樹。

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hinata - すごく面白いです 更新楽しみにしてます (2021年5月29日 16時) (レス) id: ad3093d701 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぇ | 作成日時:2021年5月29日 15時

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