そろそろ、いいですか2 【Taiga.K】 (ページ4)

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51話ページ4

*

日付が変わって、1時になる頃。
私は睡魔が限界に達しそうだった。

そんな私とは裏腹に、みんなは眠そうな様子は全くなく、楽しくお話している。

なんとなく、ここで1人先に寝るねとは言えない。

｢眠いの？あたしもそろそろ寝ようかな」

気付いてこっそり声をかけくれた花ちゃん。
一緒に抜けてくれるなら抜けやすいかも、と思っていると

｢～てことがあってさ！花ちゃんはどう思う！？｣

なんて、丁度いいタイミングで声をかけてきた慎太郎くん。

｢え、なに？聞いてなかった！｣

｢ちょっとぉ～！じゃあもう1回話すよ？｣

慎太郎くんはまた最初から話してくれるみたいだけど

｢お前の話中身ねえからもういいわ！｣

と樹の鋭いツッコミが炸裂してた。

結局話に花が咲いちゃって、また抜けにくい状況。
寝ようかな、なんて言ってた花ちゃんだけど、多分眠くないだろうし楽しい時間を邪魔するわけにもいかない。

でも眠すぎる。
少しだけ、と思い瞼を閉じると本当に寝てしまいそう。

｢A？もう寝る？｣

うとうとしていると、大我くんが声をかけてくれて、頷くと

｢A寝るから俺布団だしてくる！｣

大我くんが言うと
みんな口々におやすみと挨拶をしてくれて、大我くんに手を引かれてお家へ入れてもらった。

・

｢ごめんね抜けさせちゃって｣

｢ん？全然大丈夫だよ。

シャワー入る？さっき化粧は落としてたけど、女の子だしやっぱり入りたいよね｣

人様のお家でお風呂場を借りるのは少し気が引けたけど、借りることにした。

親切なことにタオルとドライヤーも用意してくれていて、申し訳ない気持ち。

シャワーを浴び終わって、大我くんの部屋へ向かうと、一般人のお家にしては広いお部屋に
お布団が沢山敷かれてあった。

あるだけ敷いておく、と言っていた大我くんだけど、3人家族のお家にお布団が6つもあるものなのかな。なんて思ってしまった。

関心していると、部屋のど真ん中で大の字になって寝息を立てている大我くん。

もしかして、大我くんも眠かったのかな。

でも、こんなど真ん中にいたらみんなが来た時絶対邪魔だよ。笑

可愛いくて、つい写真を撮ってしまった。

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51話にが非公開になっていたみたいです(＞_＜;)

ご指摘ありがとうございました！