78話 ページ29
*
午後
｢もう疲れた動けないー」
決勝戦の1番最初はサッカー。
相手が3年生なだけあって、怖かった。
でも みんな優しくて
女の子で良かった…なんて…。
試合が終わった瞬間、日焼けが怖いので急いで体育館へ向かう。
｢A〜お疲れ様〜！可愛かったよ！｣
そう言って頭を撫でてくれる花ちゃん。
花ちゃんはこれから私達のクラスと試合がある。
｢お前らのクラスまじ強いな〜3年差し置いて優勝できんじゃね？｣
高地がそう言うのも納得
私達のクラスは無事サッカーで1位を勝ち取った。
さらにバレーボールは3位。
その他の競技もそこそこ上位。
｢少なくとも入賞間違いなしだろうな〜！嬉しーバスケ頑張ろ｣
と、バッシュを履き直している樹。
・
無事バスケの試合は終わった。
｢いや〜惜しかった！｣
そう言うのは大我くん。
本当に何もしてない。
｢いや〜きちゃったね？A、俺らいけるよこれ｣
｢まじ樹上手いわー｣
テンション上がりまくりの樹に対して、花ちゃんはもうへとへと。
球技はバスケが最後でこれからリレー。
｢うぅ…いやだ｣
｢A足遅いもんね｣
｢うるさい北斗｣
体育委員や生徒会が準備をしている間、何もしない私達は休憩時間。
みんなで座ってダラダラ。
私はもちろん日焼け止めを塗り直し。
｢偉いね｣
そう隣に座ったのは、さっきまで樹達とじゃれ合っていた大我くん。
｢リレーは半袖半ズボン指定だからねー｣
｢俺も塗りたい｣
｢使っていいよ｣
2人で黙々と日焼け止め塗り。
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hinata - すごく面白いです 更新楽しみにしてます (2021年5月29日 16時) (
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作者名：ぴぇ | 作成日時：2021年5月29日 15時
