そろそろ、いいですか2 【Taiga.K】

76話 ページ28

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｢いや〜悔しいけどすげーわ｣


と、隣の高地。



今は8人でお昼ご飯。

室内競技と屋外競技は同時進行で行われているけど、お昼休憩は同じタイミングだ。

お昼休憩が終わると、ほとんどの競技が決勝戦。
決勝戦は1つずつ行われる。


全ての競技が終わってからはリレー。
2年生は全員リレーもあるからしんどい…。





そして、何がすげーのかと言うと
私たちのクラスはサッカーとバスケが決勝戦まで勝ち残った。


｢私何もしてないけどね｣


｢よく言うよ、俺らの試合で点数決めやがってよ〜｣


｢高地あんなにサッカー上手いんだね？｣


｢お前去年同じクラスだったよな？｣



高地はすごい上手だったけど、北斗もジェシーも上手だった。

なんか、もう普通に外から見ていたかったなぁ。





｢俺ら最後きょもと花ちゃんのクラスなんだよね〜！超楽しみ｣

と、バスケで全試合大活躍の樹。
去年も見たけど、樹は本当にバスケが上手で部活に入ってないのが勿体ないレベル。



｢樹、後輩からめっちゃカッコイイって言われてたわ｣


花ちゃんがそう言うと


｢そうなのよ！もう連絡先交換とか何人か聞かれちゃったしさ〜、俺モテすぎて大変〜！｣


絶賛アイドル中の樹は上機嫌。

元々モテるのに、後輩にまでモテちゃったら本当に大変なことになりそう。
樹が刺されたりしませんようにっ。



大我くんはと言うと、みんな汗をかいたり動いた後ですっていう格好をしている中、1人だけ清々しい状態。


｢大我くんはバスケだよね？｣


｢ん？俺は出てないよ｣


　
球技が苦手なのに何故かバスケを選んでいた大我くんは1試合も出てないみたい。

バスケは人数が多いからずっと補欠としていたらしい。



｢お願いきょも！決勝戦出てよ！オウンゴール決めちゃって！｣


｢京本は出さん！スタメンで行くよ！｣





どうにかして勝ちたい樹と気合い入りまくりの花ちゃん。
はやく見たいなぁ。

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