75話 ページ27
*
「え、何?」
佐々木くんに絡みに来ただけではない様子の3人。
「何じゃないでしょ、なぁに口説かれちゃってんのよ馬鹿たれ」
そうだよね、そうなるよね。
佐々木くんがあまりにもナチュラルすぎて感覚がおかしくなってるのかと思ってしまった。
「Aにあんなに馴れ馴れしくする奴も珍しいよね〜」
なんて言いながら私のポニーテールをクルクル回してるジェス。
「わざわざ助けに来てくれたの?」
「北斗がすぐ見つけてさー」
「高地余計な事言うなよ」
「えー、北斗心配してくれたんだ」
「本当世話が焼ける姫だなぁ?」
嫌味っぽく言ってくるけど、北斗が素直じゃないのはご愛嬌だからね。
可愛い可愛い。
「頼もしい小人たちがいて私も幸せだわ」
お姫様らしく振舞ってみると
「お前白雪姫だったのかよ」
と、北斗のキレの効いたツッコミ。
たしかにお姫様だったら王子様か召使いが良かったかも。笑
「なんかありがとうね」
そう言うと
「本当気を付けろよ」
北斗からのデコピン。
ちょっと痛い。
「HAHAっ北斗1番心配してたもんね?」
「やっぱそうなんじゃん」
「なんだかんだ、北斗のAへの甘さは樹に負けず劣らずだよね。」
「お前らあんま調子乗ってんなよ?」
否定はしないんだね、と高地とコソコソ話。
練習時間は話している間に終わってしまい、私達は全く練習せずに試合に望むことになった。
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hinata - すごく面白いです 更新楽しみにしてます (2021年5月29日 16時) (レス) id: ad3093d701 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴぇ | 作成日時:2021年5月29日 15時