そろそろ、いいですか2 【Taiga.K】

73話 ページ25

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｢A離れ？なにそれ｣


笑ってるけど、本気で悩んでるんやで？


｢んー、Aは彼氏いるのにこんなひっつき虫おったら嫌やろ？｣


本気で悩んでるけど、多分俺はまだまだAから離なんてできひんからな。


嫌やろ？なんて、Aが嫌って言うわけないやん

我ながらずるい質問やと思うわ。笑



｢過保護な自覚あったの？

でも何とも思ってないよ〜心配してるの？｣


そう言って、隣に座るAは俺の肩に頭を乗せてグリグリしてくる。


あ〜〜〜っ可愛いっ




もう彼氏なんて別れて俺にしときって言いたくなるけど、我慢。



家族と仲良いのは良い事やしな！

俺が京本くんの立場やったら死ぬ程嫌やけど！




｢嫌やないのかぁ。ならええか！｣


｢ふふ、のんちゃん私の事大好きだもん。
どうせ離れられないよ〜｣


｢わかってるやん〜｣




Aは冗談っぽく笑ってるけど、マジやねん。
どうせ離れられない、なんて言うAも俺と離れるのを、ちょっとは寂しいと思ってるだろう。

こう見えて俺並に寂しがり屋やんなぁ。



Aの幸せが俺の幸せ！
は、ちょっと盛ってるけど、あながち間違いではないからな。

幸せそうなA見るだけで俺は幸せやねん。


高校生になって、友達が増えて毎日楽しそうなAが可愛くて仕方ない。


やっぱり俺にとってAは最愛の妹のような存在。






｢従兄弟同士でも結婚できるって知ってた？｣


｢知ってるよ！え、のんちゃん私と結婚する気なの？｣


｢そんなんじゃないし〜〜｣






まぁ、結婚相手がおらんかったら俺と結婚すればええ話やからな。

Aが結婚するまで俺は絶対結婚しーひん。



別にAのことそういう目で見てる訳やないけど、それくらい好きってことやねん。





京本くんには悪いけど、A離れなんて死ぬまで無理や！



｢今日は寝るまで俺に構ってや〜｣

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