そろそろ、いいですか2 【Taiga.K】 (ページ24)

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72話ページ24

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日付けが変わる時間まで遊んでいたA。
体育祭の打ち上げとはいえ流石に遅すぎる、と思い電話をして迎えに行くことにした。

コンビニに着いたら思ったよりも大人数でいて、近所迷惑やろ…と思いつつも、こんなに友達がいて、楽しそうに話すAを見られて一安心。

みんなと分かれて、2人で歩いている時。

｢のんちゃん、彼氏できたよ｣

嫌な予感はしとった。

よく話は聞いてた。

男女2人ずつ、4人で仲良いなんてそんなん2組カップルできてどっちかが別れて気まずくなるがオチやん。わかってんねん。

というか
まだ入学してちょっとやで？

Aを好きになる理由はわかるけど早すぎるんちゃう？

Aに甘い俺は考え直して、とも言えず思ってないけど｢おめでとう｣と言った。

その後、何度か家に遊びに来ていたAの彼氏の京本くん。

話してみると、本当にいい子。
俺にでも育ちが良いのがわかるくらい、しっかりしている子やった。

Aはやらん！くらいの気持ちで構えていたのが馬鹿らしくなるくらいに。

心のどこかで
Aには俺がおらな、なんて思っていた。

けど、ほんまは逆で。

友達もおらんわけじゃない、恋人だって正直作ろうと思えばいつでも作れる。

でもやっぱり1番そばに居て欲しいのはA。

いつの間にこんなに依存していたんやろうか。

｢寂しいけど、そろそろA離れせなあかんなぁ」