50話 ページ3
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「A〜、あと少ししかないけどコーラ飲む?」
眠いな〜なんて考えてると、慎太郎くんがたまたま隣にいた私に声をかけてくれた。
「ありがとう、でもいいや!慎太郎飲んじゃいなよ」
「えー、いいの?Aさっきから何も食べてなくない?遠慮しなくていいんだよー?」
実は誰よりも気遣い屋さんな慎太郎くんは、何も食べない私を気にしてくれていたみたいだけど、
22時過ぎてるから飲食したくないってだけで断ってるだけだから、なんだか少し申し訳なくなる。
肌にも、体型維持にも悪影響。
なんて空気読めない感じになるかな〜。
「A食べないの?」
慎太郎くんと私に気付いて、樹や大我くんが声掛けてきた。
遠慮してる訳じゃないけど断りにくい…。
もう、今日くらいいいか
と思っていると
「俺はお前らとは美意識が違ぇんだよ〜」
「小瀧さんや俺みたいな人はこんな時間にこんなの食べねえの!」
と、渡辺くんがこちらへ来て、
「ねえ化粧水とか、何使ってんの?」
「出たよ翔太の美容オタク!」
佐久間くん曰く美容オタクな彼は、私同様この時間の飲食はしないみたい。
化粧水や乳液は何を使ってるとか、軽く意気投合。
まるで女子トークのような会話。
気にして少し良い物を使うようにはしていたけど、渡辺くんことしょっぴーは私よりも遥かに良い物を使っていて、私よりも数倍美容に詳しかった。
今度、お互い肌に合わなくて使ってない化粧水を交換しようと連絡先も交換した。
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hinata - すごく面白いです 更新楽しみにしてます (2021年5月29日 16時) (レス) id: ad3093d701 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴぇ | 作成日時:2021年5月29日 15時