そろそろ、いいですか2 【Taiga.K】 (ページ18)

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66話ページ18

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｢大我は今から洗い物お願いね！女子トークするから入ってこないでね～｣

なんて若々しい大我くんのお母さん。

そんなことよりも私は、家事が苦手でおなじみの大我んに家事をさせるのに驚きを隠せない。

食器洗いくらいはできるのかな…？

できるか。

｢はいはい｣

と、少し笑いながら大我くんはキッチンの方へ

｢じゃあお話しましょ！Aちゃんとこうやって話すの初めてよね～、嬉しいわ。

夢だったの、息子の彼女とこうやってお話するの！｣

そう言って笑う大我くんのお母さんは若々しいだけではなく、フレンドリーで可愛らしい。

ふわふわした雰囲気は大我くんに似ている。

お父さんはまだ見た事ないけど、どっち似なのかななんて考えてみたり。

｢大我ったら、昔から女の子の話1つもしてくれなくてね、Aちゃんが初めてだったの！

昨日久しぶりに樹くんとお話したら、そもそも彼女自体初めてできたんですってね｣

｢そうみたいですね｣

上機嫌な大我くんのお母さんはお上品に笑っていて、するとキッチンの大我くんまで声が聞こえていたみたいで

｢あんま余計なこと話さないでよ！｣

と、大きい声で叫んでいる。

｢声聞こえちゃってたみたいね！｣

｢ふふ、ですね｣

そんなことお構い無しに楽しそうな大我くんのお母さんは私に質問攻め。

よっぽど息子の恋愛事情が気になるみたい。