そろそろ、いいですか2 【Taiga.K】 (ページ13)

今日:24 hit、昨日:12 hit、合計:304,791 hit

61話ページ13

*

みんなを起こして、少し遊んで解散。

｢夏休みみたいだったなー、夏休みも今回みたいなことしようぜ｣

なんて言う樹の意見にはみんな大賛成。

海に行きたいだの、離島旅行をしたいだの

夏休みの前にまだ、体育祭やテストがあるって言うのに気が早いなぁ。

本当に濃い1泊2日だった。

・

全員が帰ってから、私はまだ残って大我くんと2人きり。

寝たとは言え疲れが取れてないだろう大我くんは私の膝の上でお昼寝中。

昨日今日で、写真を撮る以外に全くと言っていいほどスマホを使っていなかったようで、改めて濃い時間を過ごしたことを実感。

それなりに溜まってる通知を見ていくと

のんちゃんA!

のんちゃん聞いてないんやけど?!

のんちゃん今日の金曜ロードショー一緒に見よって言ってたやつやん

のんちゃんまー録画しとくけど!帰ったら一緒にみよな～

のんちゃん楽しんでおいでな

あ、のんちゃんに言うの忘れてたなぁ。
相変わらず過保護。

一緒に映画館に観に行った映画が、昨日地上波初公開だったから一緒に見たかったらしい。

Aごめん言い忘れてた!今日帰ったら一緒に見ようね

帰ったら一緒に見よう。
他にも来ていたメッセージに返信をしていくと

松村北斗京本と2人?

松村北斗楽しんで笑

滅多に連絡を取らない北斗から連絡が来ていたと思えば、また私をからかっているみたい。

Aうるさい

そう返信して、全て連絡に返信し終わった。
そろそろ足が痺れてきたなと思って、少し腰を浮かせると大我くんが目を覚ました。

｢んー、おはよ。俺どれくらい寝てた…？｣

｢ごめんね、起こしちゃった？40分くらいかな、わかんないけど。｣

｢よく寝た～。ごめん足痺れたよね｣

そう言うと大我くんは起き上がって、足を伸ばして座って

｢おいで｣

も、私の頭を膝の上に乗せた。
さっきとは逆転で、今度は私が膝枕されている状態。

そして大我くんは私のことを撫で始めた。