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予想外の言葉に、オールマイトは目を見開いた
相澤もそれを聞いて足を止める


「……生徒だよ。キミと同様に、前途あるヒーローの卵だ
工藤少女は…幼い頃に会った大切なヒーローの卵だ」


それを聞いた爆豪は黙ってオールマイトを見つめる


「勝己コラ、あんた外出るなってケーサツに…」


光己の怒号が響き渡る
爆豪はくるっと踵を返し「そっか」と言う


「あんたが言いたくねぇなら、いいわ。ありがとよ」


少しだけ、爆豪の目元が赤い
その後、オールマイトはなんとか緑谷の家行き、緑谷の母を説得した

そして、東京に戻り工藤邸へ


「……相変わらず、デカイ家だなぁ…」


小さく漏らしていると、ガチャリと家から誰かが出てくる


『あっ…オールマイト…』


髪をあげて、メガネをしている音風が出て来た
どうやらゴミ出しをしようとしているようで、手にはゴミ袋が握られていた


「やぁ、工藤少女。ご両親はいるかな?」

『あ、はい。お待ちになってると、あ、今門開けますね』


立派な門を開け、オールマイトを中に通す
ゴミを出して、家の中に通す


『スリッパはそれを使ってください。まっすぐ行って貰えばそのまま2人がいると思いますので』


パタパタとキッチンの方へ駆け出す音風
オールマイトは久々だと言わんばかりにキョロキョロとする


(変わらんな)

「八木さん」

「!優作さん」


リビングから出てきた優作は、「こっちへ」と案内した


「あ、オールマイトさん」

「ご無沙汰しています、有希子さん」


髪をハーフアップにした有希子が「どうぞ」と椅子に座らせる


「すみません、遅くなってしまって」

「いいんですよ。お忙しいのにわざわざ」

「いえ」


カチャカチャ、と紅茶とクッキーを持ってきた音風


『オールマイト、紅茶とクッキーなんです。よかったら食べてください
普通科の降谷くんが作ったものです』

「ああ、頂くよ」


紅茶とクッキーを出されたオールマイトは、音風が座るのを待った
有希子の隣に座る音風を見ると、全寮制導入検討の話を始めるオールマイト


「事前にお話が行っているとは思いますが、雄英の全寮制についてです」

「えぇ…その件ですが…私と優作は嫌です」

『えっ』


有希子の言葉に耳を疑った音風

106話 雄英を転校→←105話 全寮制



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月乃派 - ゼロ君のオチもお願いします (2021年12月18日 15時) (レス) @page24 id: 2fabf89436 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - iqqvyuuさん» ありがとうございます! (2019年2月20日 23時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
iqqvyuu(プロフ) - 凄く良かったです!続き頑張って下さい (2019年2月20日 21時) (レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年2月20日 0時

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