探偵の姉はゼロを目指すヒーロー8

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相澤の合理的が反っていない5人にギンッとガンを飛ばす


「えーっと…ヒーローとは事件・事故・天災・人災…その他あらゆるトラブルから1人を救い出すのが仕事
取得試験では当然その適性を見られることになるんだ」

「情報力、判断力、機動力、戦闘力、他にもコミュニケーション能力、魅力、統率力など、多くの適性を毎年違う試験内容で試されているんだ」

「そん中でも戦闘力は、これからのヒーローにとって極めて重視される項目だ
鍛えれば憂いなし、技の有無は合否に大きく影響するってこった」

「状況に左右されることなく、安定行動を取れればそれは高い戦闘力を有してることになるんだよ」

「技は必ずしも攻撃である必要はないんだ
例えば、飯田君の“レシプロバースト”とかそんな感じ」

「一時的な超速移動、それ自体が脅威である為、必殺技と呼ぶに値するんだよ」


降谷に言われ、ジーンと嬉しさを噛みしめる


「アレ必殺技ね良いのか…!!」

「なるほど…自分の中に「これさえやれば有利・勝てる」って型を作ろうって話か」

「そういうこと！音風ちゃんと爆豪くんを救出する際に大活躍だったシンリンカムイの「ウルシ鎖牢」なんか、模範的な必殺技だよ
わかりやすいと思うよ」

「中断されてしまった合宿での「“個性”伸ばし」は、…個々の必殺技を作り上げるためのプロセスだった
つまりこれから後期始業まで…残り10日あまりの夏休みは、“個性”を伸ばしつつ、必殺技を編み出す…圧縮訓練となる！」


相澤の説明と同時にセメントスが的を作り出した


「というわけで、普通科5人と工藤」

6人「！」

「お前ら6人でできる必殺技あるんでしょ、それ手本で見せてみなさい」


早よ早よ、とする相澤に「必殺技？」と爆豪が頭を傾げた


「んなのあったんかよ」

『いや…なかった…あ』

「……まさか、アレか？」

「ねぇ、待って？アレは違うよね？」

「アレはただのおふざけでやったやつだろ？
ガキの頃、アレで遊んで大目玉喰らったじゃねぇか」

「俺、絶対イヤだからな！」

「俺っちも、良い思い出ないし…」


ブルブルと震える5人に『ま、まさかぁ』と相澤を見ると


「そのまさかだ、早くやれ」

6人「は、はい…」


こうして、6人のある必殺技が手本として披露されることになった

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