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109-2 ページ22

「工藤、家具は?」

『大丈夫、それぐらいできるよ』

「アホか…さっさと入れて行くぞ」


よっこらせ、と立ち上がった松田に『え?』と目をパチクリさせた


「1人で家具やらなんやらやってたら、日が暮れるだろ
ほら、萩原やるぞ」

「これ以上は動けませーん」

「今動けたら、アハーンな本だ」

「よっしゃぁ!」

(ちょろいだろ、まずそんな本ねぇし)


べっと舌を出している松田に「やるな、松田」と降谷が言う


『ありがとう、みんな』


家具を運び入れ、なんとか全てが終わる
服などは音風自身がするので、ほとんどが終わった状態になる


「アハーンな本、アハーンな本ー!」

「あるわけねぇだろ」

「Noー!!!」


松田の周りをハエが飛び回るように回っていた萩原に、松田が一言
萩原はショックが大きかったのか、「そ、んな」と崩れ落ちた


「んじゃ、萩原連れて寮に帰るぜ」

「音風ちゃん、今日はゆっくり休んでね」

「お前自身、今日は大変だったからな」

『うん、ホントありがとうございました』


5人を見送り、ベランダから手を振る


『よし』


服を片し、他のものを飾ったり…部屋が出来上がった


『時間にして、夜か…』


ガチャリと部屋を出ると、エレベーターで下へ向かう


『あ、そういえばファントムからの資料…』


ガサガサとポケットから資料を取り出す
エレベーターに乗り込み、一階の共有スペースへ向かう

ポーン、とエレベーターが到着音を出した
ガーッと扉が開き、音風は資料を見ながら外に出る


(シェラルド財閥は、約100年ほどの由緒正しい財閥で、御曹司であるフェルナンド・シェラルドが財閥を継いだ頃から、賄賂の話が出てきた…これ、まんま書いただけじゃねぇか…ファントムの野郎…)

「お、工藤。部屋の片付け終わったのか?」

『あ、うん』


資料をサッと自然に隠すと、『みんなも終わったの?』と聞く


「まあな」

「とりあえず、くつろぎ中」

『そっか。あれ、爆豪くんは?』

「爆豪なら部屋だと思うぜ」

『相変わらず、馴れ合いしないね』


肩をすくめ、音風は冷蔵庫の方へ歩みを進める
冷蔵庫からお茶を取り出すと、コップに注ぐ


(とにかく、ファントムに連絡取って情報もらって作戦考えて…)

「工藤、何見てるんだ?」

『え?あっ…』


ファントムから受け取った資料に、切島が覗き込んだ

109-3→←109話 ファントムからの資料



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月乃派 - ゼロ君のオチもお願いします (2021年12月18日 15時) (レス) @page24 id: 2fabf89436 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - iqqvyuuさん» ありがとうございます! (2019年2月20日 23時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
iqqvyuu(プロフ) - 凄く良かったです!続き頑張って下さい (2019年2月20日 21時) (レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年2月20日 0時

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