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オール・フォー・ワンは力の結集を右腕に込めた


(工藤少女…!! キミが小さい頃に、優作さんに出会った時、キミがまだ小さい時だった)


“おじさん、だぁれ?”


“平和の象徴だよ”


“へーわのしょーちょー?”


“ああ”


“へーわのしょーちょーさんって、とっても強いの?”


“ああ!とっても強いよ!!!”


“じゃあじゃあ!”


“ん?”


“音風、おじさんと一緒にヒーローする!!!”


(キミの後の時の笑顔が一番輝いていた
どんなことにだって、キミが笑っていられる世界にしたいから、キミの大切な笑顔を、キミの大切な家族を、キミの大切な弟くんを、キミが笑って過ごしていける世界を

私は守りたいと思ったから!!!)


オール・フォー・ワンの右腕を見て、オールマイトはぐっと拳を握る


「緑谷出久、譲渡先は彼だろう?
資格も無しに、来てしまって…まるで制御できてないじゃないか
工藤音風、そんな彼を支えているのが彼女だろう?
未熟な心でまだ彼を支えきれていないじゃないか

存分に悔いて死ぬといいよ、オールマイト
先生としても、キミの負けだ」


ドォォォォォォォォオン!!!!!


「そうだよ」


拳と拳がぶつかり合う
オールマイトの細い腕から血が湧き出す


「先生として…叱らなきゃ……いかんのだよ!私が、叱らなきゃいかんのだよ!!!
私が、守り導いていかなきゃいかんのだよ!!!」

「……成る程、醜い」


何度も何度も拳をぶつける
最後の渾身の力で…


「UNITED STATESOF SMASH」


オールマイトの渾身の力が、その場に大きな風を巻き起こした
竜巻のような…大きな風

オールマイトが立ち、オール・フォー・ワンが倒れる

人々が唖然とし、誰もがどちらが勝ったのかわかった

よろけるオールマイトは、ゆっくりと左腕をあげる

最後の最後で、マッスルフォームになる


「「オールマイトォ!!」」

《敵は…動かず!! 勝利!! オールマイト!! 勝利の!! スタンディングです!!!》


モニターでそれを見た音風は目を見開いて、ポロポロと涙を流した

平和の象徴、No.1ヒーローとして最後の仕事

湧き上がる歓声の中、緑谷と音風は眉を寄せて、肩を落とした

大惨事の神野区

多大な被害を出した


「身動きが取れんな…轟くん、八百万くんらと合流したいが…」

「とりあえず動こうぜ。爆豪と工藤のこと、ヒーロー達に報告しなきゃいけねーだろ」

「ん……」


人混みから避けるようにしてヒーロー達がいる場所へ向かう

103話 無事で良かった→



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月乃派 - ゼロ君のオチもお願いします (2021年12月18日 15時) (レス) @page24 id: 2fabf89436 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - iqqvyuuさん» ありがとうございます! (2019年2月20日 23時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
iqqvyuu(プロフ) - 凄く良かったです!続き頑張って下さい (2019年2月20日 21時) (レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年2月20日 0時

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