検索窓
今日:6 hit、昨日:2 hit、合計:38,221 hit

71話 演出試験 ページ34

テストも終わり、次はいよいよ演出試験である
筆記試験の次の日が演出試験となっているため、全員はコスチュームに着替える

「それじゃあ、演出試験を始めていく」

『……教師の数が多い…』

相澤の隣にずらっと並ぶ教師達

「この試験でも、もちろん赤点はある
林間合宿行きたけりゃ、みっともねぇヘマはするなよ」

「先生多いな…?」

人数を数えてみれば、約8人ほどいる
音風は『まさか』と顎に手を添えた

「工藤さん?」

『緑谷くん、試験内容だけど…ロボじゃないかも』

「え?」

音風の言葉の後に相澤が綺麗にかぶせる

「諸君なら、事前に情報を仕入れて、何するか薄々わかってるとは思うが…」

「入試みてぇなロボ無双だろ!!」

「花火!カレー!肝試ー!!」

楽勝と言う2人のそんな願いは

「残念!! 諸事情あって、今回から内容を変更しちゃうのさ!」

打ち砕かれた

「校長先生!」

相澤の捕縛武器からひょこと出てきた根津校長先生

「変更って…」

八百万が説明を求める

「それはね…これからは対人戦闘・活動を見据えた、より実戦に近い教えを重視するのさ!
というわけで…諸君らにはこれから、2人1組(チームアップ)で、ここにいる教師1人と戦闘を行ってもらう!」

『やっぱり…』

なぜ、ここに約9人の教師がいるのか、薄々わかってきていた音風は汗が出てきた

「先…生方と…!?」

「尚、ペアの組と対戦する教師は既に決定済み
動きの傾向や成績、親密度……
諸々を踏まえて独断で組ませてもらったから、発表してくぞ

まず、轟と八百万がチームで、俺とだ
そして緑谷と工藤、爆豪がチーム」

『え…っ!?』

「デ……!?」

「かっ…!?」

お互いが顔を見合わせる

「で…相手は…」

「私がする!」

ズン、と現れたのはオールマイトだった

『ウソ、でしょ…!?』

「協力して、勝ちに来いよ。3人とも!!」

爆豪と緑谷が互いの顔を見合わせる中、『ま、待ってください!』と音風が前に出る

『2人はともかく…なぜ、私まで!?』

「なんとなくだ」

『そんな理由で2人(問題児)と!!?』

「おい」

ビッ!と爆豪だけに指を指す音風に爆豪は青筋を立てる

「それぞれステージを用意してある
10組一斉スタートだ
試験の概要については、各々の対戦相手から説明される
移動は学内バスだ
時間が勿体無い、速やかに乗れ」

71-2→←70-4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.9/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
34人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年2月9日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。