70話 期末テストの勉強 ページ30
時は流れ、6月最終週となる
問題の期末テストまで残すところ1週間を切った頃
「「全く勉強してねー!!」」
芦戸と上鳴の第一声
「体育祭やら職場体験やらで、全く勉強してねー!!」21/21
「あっはは」20/21
「確かに」
「中間はまー、入学したてで範囲狭いし特に苦労しなかったんだけどなー…」13/21
「(ウンウン」12/21
クラスの者達がテストの話題で盛り上がる
「行事が重なったのもあるけど、やっぱ、期末は中間と違って……」
「演習試験もあるのが、辛えとこだよな」10/21
芦戸と上鳴は、峰田を見た。自分よりも高い順位
「あんたは同族だと思ってた!」
「お前みたいや奴は、バカで初めて愛嬌出るんだろが…!どこに需要あんだよ…!!」
「“世界”かな」
かっこよく言っているが、かっこよさはない
「アシドさん、上鳴くん!が…頑張ろうよ!
やっぱ、全員で林間合宿いきたいもん!ね!」5/21
「うむ!」3/21
「普通に授業受けてりゃ、赤点は出ねぇだろ」6/21
「言葉には気をつけろ!!」
緑谷はまだしも、轟の言葉が上鳴の胸にグサリと突き刺さる
「お二人とも。座学なら私、お力添えできるかもしれません」2/21
「「ヤオモモー!!!」」
「演習の方は、からっきしでしょうけど…」
と、肩を落とす八百万に音風と轟はハテナを浮かべた
「お二人じゃないけど…ウチもいいかな?
二次関数ちょっと応用つまずいちゃってて……」8/21
「わりィ、俺も!八百万古文わかる?」18/21
「俺も」9/21
と、八百万の周りに生徒が集まる
「え、え、良いデストモ!!」
わーーい、と集まる生徒を見た切島は「この人徳の差よ」と爆豪を見る
「俺もあるわ。てめェ教え殺したろか」4/21
「おお!頼む!」16/21
『……』
と、ボーッとそんなやりとりを見ていると「海賊王ー!」と声が聞こえる
「はぁ!!? ちょ、ズルしたでしょ!?」
「海賊UNOでズルできるわけないでしょー?」
「あっ、てめっ、萩原!俺にプラス4してんじゃねぇよ!」
「やけくそだァ!」
「ちょ!? 松田、とばっちりを食わすな!」
「巻き添えだ!!!」
「俺、みんなにプラス4な」
「「伊達ぇ!!!!」」
A組に集まっていた5人は、音風の机の周りで海賊UNOをしていた
ルールは普通のUNOと同じである
ただ、一枚になれば「海賊王」と言わなければいけないだけで他は同じだ
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年2月9日 21時