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「じゃ、頑張ってくれよ!!!」
緑谷、音風、爆豪、轟、切島、となった
『完全に負けそう…』
手首をサワサワとしている音風は、位置についた
『でもまぁ…』
ガチャ
『負ける気…しないけど』
ドシャッ
《START》
ダァン!!!
「わ」
スタートの位置から一斉に走り出したりした生徒達の中で、緑谷と音風はさっきの動きをした
(なっ…!工藤まで…!!!)
『ホント、うってつけ…これ!』
ダンッ
「工藤さん!」
『これ、やっていくうちに楽しくなっちゃいそう!』
ダンッ
「そ、そんなに飛ばして大丈夫なの!!?」
『イヤッホー!』
スピードを上げまくる音風は、ダンッと着地した
「お、おぉ…!」
『1番乗り』
Vサインを見せつけると「フィニーーッシュ!」と、オールマイトが叫ぶ
「はぁ!!?」
「速え」
「ぼ、僕よりも速かった…!」
「クソガァ!!!」
少し遅れて到着した者達は、驚きを隠せなかった
「す、凄いね…あの短期間で」
『手首と足首に巻いた重りを取ったら、動けるのよ』
「え、あれ?」
『うん』
一つポケットから取り出して、オールマイトに投げる
「ん?(ズシッ 重っ!!!? 何キロ!!!?」
『両手首両足首合わせて40〜』
「一個10!!!?」
ドシャッ、と大きな音がする
「こ、こんなのつけてたの!?」
『直前まで』
グーパーと手を開いたりする音風は、『手首も足首も鍛えれますよ』と笑っている
「先生、怖くなってきたよ」
『あら』
オールマイトを含めた6人はA組が待機しているモニター前まで向かう
「おい、工藤!!!」
『ん?』
「それ貸せ!!!」
『え?重り?いいけど、重量重いよ?』
手首につけた重りをガチャガチャと外す
「重かねぇわ!! ヨユーだわ!!!」
『なら…いいけど』
重りを爆豪に渡す
「は?(ズシッ」
爆豪の手が思いっきり地面まで落ちる
ドシャッ、と大きな音が響き、地面にヒビが入る
『あー…ごめん。めちゃくちゃ重くしてた』
カチカチと重りの重さを変える
『ハイ』
(重い…!んなで跳び回っとったんか!!)」
グググ…!と手に力を込める爆豪に『大丈夫?』と手を支える
(か、軽くなった…?)
『あ、これそんなに重くなかった』
「何キロだ、これ?」
『え?まあまああると思うよ?50とか』
「アホか、クソ!!!」
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2019年2月9日 21時